01.19.05
付録つき出版物
2005年1月19日付の朝日新聞記事「付録伴う本や雑誌、値引き可能に」
最近DVDブックなど、出版界にも付録なのか商品そのものなのか、
わからない商品が増えてきている。
書籍は出版社(メーカー)が小売価格を決定できる再販価格制度が
維持されており、レンズ付フィルムのように名称を工夫すれば済む
問題ではないようだ。
英治出版では、出版をプライベートをパブリックにする仕組みと考えているので、
メディアにこだわる気持ちはない。DVDブックなど、新しいメディアとの組み合わせや
表現方法は、発表する著者(プロデューサー)にとって望ましいと思う。
またAmazonをはじめとするオンライン書店の発展は、出版社に大きなチャンスを
もらたしている。これらの業態をネット書店、またはオンライン書店は呼ばれているが、
まさに書店と呼ばれているうちがチャンスである。書店と言われるだけあって、
出版社との取引流通ルートが確立されている。他メディアがオンライン書店との
販売契約を結ぶよりも、出版社の新メディア展開のほうが、はるかに容易に実現する。
すでにAmazonなどは「書店」の域を抜け始めている。完全にそうなる前に、出版界は
チャンスを活かすべきだろう。
講談社、小学館など例にあがっていたように「定価」から「価格」への移行も見受けられる。
再販価格維持もいいが、新しいチャンスを活かす会社との格差はひろがるばかりになるだろう。
多品種少量生産の出版業では、大手出版社や老舗出版社ほど、システム変更の負荷は
高くなるが、現在の出版界を築き上げてきた出版社たちこそ、新しいことに積極的であってほしい。
