02.08.05
日米アニメファンド
米タイムワーナーグループが伊藤忠と設立するアニメファンドのニュースを見たとき、
心底焦りを感じた。
密かに日本再生の切り札と思っていたコンテンツビジネスを米国に先導された気分である。
実は既に、僕の知るところより、ずっと遠いところを、各プレイヤーは走っているのだろう。
ソフトパワー、コンテンツビジネスは、今後国際経済の中で大きな力を持つだろう。
以前、雑誌の取材で、「日本を元気にするファンドってありますか?」と問われたことがある。
僕は「コンテンツファンド」と答えた。
僕のシナリオはこうだ。
日本から第2の宮崎駿を育てるよりも、世界中の才能と最初に契約できる
本社を日本に置く出版社(パブリッシャー)なり、メディア企業があればいい。
そうすれば、そこから生み出されるコンテンツビジネスの売上は、
まず日本に集められることになる。
世界の才能を発掘したり、適正な報酬で契約できる資金とスキルが必要と
考え、今年は海外資本からの出資を受けるグローバルブックファンドの準備を
スピードアップさせねばと考えていた。当然、ブック(本)に限定したことではなく、
そのコンテンツをプロデュースするメディアは映像系も含めたほうがよいと思い、
夢を描いている。そこに、このニュース、ちょっと焦った。
もちろん、今も夢は生きている。あきらめない限り、夢は実現する。
僕らは、よいコンテンツがあれば世界中どこへでも行こう。
そして、それを世界中にひろげていこう。日本のコンテンツにこだわらない。
結果、日本に貢献できるなら、僕らの喜びも大きい。
ハリウッドは、韓国映画監督との契約を進めているようである。
僕らも日本資本唯一の韓国出版社として、僕らの構想の実現に邁進したい。
