12.01.08
韓国で出会った社会起業家 「チェンジメーカー」の旅 その1
『社会起業家という仕事 チェンジメーカーII 』の韓国語版、『未来を拓く 社会変革の波』(eiji21刊)の発売を記念して、
著者の渡辺奈々さんと韓国ソウルへ24日より行ってきました。
24日8:20発JAL8831便で羽田から金浦へ。12時前にはソウル市内到着。
まず記者懇親会。なんでも月曜日は締切が多いらしく、記者の集まりはわるかったのですが、
毎日経済新聞がすぐに記事にしてくれました。記者のなかには、チェンジメーカーの活動を
ソーシャルワーク(社会福祉)との違いは何かと質問してくるひともいて、これから韓国では
ソーシャルエンタプライズの認識も高まるのかなと思いました。
先月発売した『クレイジーパワー 社会起業家――新たな市場を切り拓く人々』は韓国語版でもeiji21から発売しているので、
これらの本が韓国におけるチェンジメーカーや社会起業家の認識を高めてくれることを期待します。
次にMckinseySeoulを表敬訪問しました。プリンシパルのMinyoung KIMさん、アソシエイト・プリンシパルのYongah KIMさんに
お会いすることができました。MckinseySeoulの調査で韓国における社会問題として国民関心が一番高いのは「環境問題」なのだそうです。
その他には、経済(失業問題)、教育、格差社会など関心が高いとのことでした。
夜に、希望製作所(hope institute)のメンバーと会食することができました。
朴元淳代表もフィリピン出張から戻り、空港から直接駆けつけていただきお話することができました。
朴代表は韓国を代表するチェンジメーカー。検察を1年で辞め、人権弁護士として韓国初のセクハラ訴訟を担当するなど活躍。
その後、2000年の総選挙では「落選運動」の立役者となりました。「美しい財団」、「美しい店(リサイクル等)」を設立し、韓国の社会的企業を
リードし、現在は、希望製作所(hope institute)の代表理事として、韓国における社会的企業の啓蒙活動や政策提言に力を注いでいます。
2006年マグサイサイ賞社会奉仕部門受賞(アジアのノーベル賞)。柔らかい対応と信念を感じる落ち着いた語り口がとても印象的でした。
社会的企業で働くひとたちの収入をもう少しアップ(いまの2倍くらいに)しないと継続性が保てない、という奈々さんの意見に、
朴理事もコクリ。ソーシャルリターンとフィナンシャルリターンのバランスについて、今後議論が進みそうですね。(つづく)
