<満員御礼>石川直樹さん六本木イベントのあれやこれや♪

いやいや、バトン渡されてもちょっと困るよぉ。
とはいえ、まずは満員御礼。トークショーに来ていただいたみなさま、そして石川直樹さん、コーディネートの青山ブックセンター六本木店 間室さん、ありがとうございました。

gan-chanが写真をたくさん掲載してくれたので、私のほうはこちらで♪
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最初に読んだときは、それぞれにつながりがない章が連続する本書の構成にいささか馴染めずにいたのだが、旅の合間にページをめくっていると、そのリズムが徐々に思考の膜へ溶け込んでいった。(『ソングライン』解説より)

今回のトークショーで石川さんは、初めて本書を読んだ人にも、さらに二度目の人にも、もっと『ソングライン』を楽しむためのお勧めの書を紹介してくれました。

◆『ラディカル・オーラル・ヒストリー』(御茶の水書房)
著者の保苅実氏は、実際にアボリジニの村に滞在し、そこで出会った長老に受けた教えに刺激を受け、本書を書いたそうです。『ソングライン』の冒頭では、アボリジニの歴史感、文化、ドリーミング、ドリームタイムなど彼ら独特の概念が登場しますので、本書も合わせて読めば、さらに『ソングライン』が面白くなること間違いなしの一冊でしょう。

◆『生命の大地』(平凡社)
大地を愛し、敬い、慈しむアボリジニの生き方を通して、エコロジーの思想に出会ったオーストラリア在住のアメリカ人によって書かれた本です。『ソングライン』の私のお気に入りの一節のひとつですですが、なにか通じるものを感じました。

アボリジニは大地をそっと歩く人々である。大地から受けとるものが少なければ少ないほど、返すものも少なくてすむ。自分たちのささやかな犠牲的行為が、なぜキリスト教の伝道師に咎められるのか、彼らには少しも理解できなかった。アボリジニは、生け贄として動物や人間を殺すことはしないが、大地の恵みに感謝したいときには、自分の腕の静脈を切ってその血を地面にまくのだ。
「たいした犠牲じゃない」彼は言った。「二十世紀に起こったいくつもの戦争は、もっと多くの犠牲をともなったじゃないか」(『ソングライン』より)

◆『Far Journeys』(Viking Pr)
絶版のようですので、古書店でお買い求めください。(ちなみに今、私がAmazonでひとつゲットしてしまいました。あしからず)
本書はチャトウィンの写真集です。TITLE2007年4月号「新・写真道楽」でその写真を少しだけ見ることができます。気になったところを感覚的にパシャッと撮っている感じが、気負った印象がなく、さらりとした感じ。もしかしたら石川さんと通じるところはこのあたりかもしれません。「記者としても、カメラマンとしても、決定的な一場面を切り取るセンスが抜群だったという」と訳者北田さんは書いています。切り取っているのか、ただ単に目にうつったものをとっていったのかはわかりませんが、写真をみながらチャトウィンの書を読むのも乙なものです。

トーク終了後には質問コーナーが設けられました。一番印象深かった質問(というか私も聞いてみたかった)が、「私は旅に出るときチョコレートをもっていきますが、石川さんが必ず旅に持っていくものは何ですか?」というものでした。

石川さんの回答は「Danner LIGHT(ダナーライト)」の靴」ということでした。(リンクのモデルかどうかは不明です。すいません!!)世界初のゴアテックス・ブーティだそうで、標高の高い場所に行ってもこれで大丈夫、ということでした。ちなみに、mohoの場合は蚊取り線香と洗濯紐です(あっ、誰もきいてませんね)。

さて、石川さんの今後の予定をいくつかご紹介♪

アーティスト・ファイル2009-現代の作家たち
日時:2009年3月4日(水)~5月6日(水)
場所:国立新美術館 企画」展示室2E

★石川さんのトークは4月10日(金)です!
写真集『POLAR』『NEW DIMENSION』『VERNACULAR』『Mt. Fuji』などの作品が楽しめます。

TRAVELOGUE 2000-2009   石川直樹写真展
日時:2009年2月28日(土)~3月29日(日)
場所:ミュゼ ふくおか カメラ館

★これまでの石川さんの旅の足跡をたどることができます。

みなさん、ぜひ遊びにいらしてくださいね~~。

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