韓国出張

韓国に出張してきました。現地の子会社EIJI 21の決算関連、韓国での印刷・製本、企画・編集面での日韓シナジーの向上、などに関する打ち合わせや視察が目的。ということで、日韓の社長を兼務するグローバル経営者の原田さん、グローバル財務責任者の藤竹さん、グローバル取締役の羽物さん、グローバル編集者をめざすお杉さん(杉崎)、高野、の総勢5人でぞろぞろ行ってきました。経営者留守中の会社はgan-chanが守ってくれると信じてアシアナ航空でソウルへ飛ぶ。機内では私は「ドッキリTV」を、藤竹さんは「ハリーポッター」を視聴しました。

12月2日。午後に着き、韓国最大の書店、Kyoboを視察。韓国市場の状況や造本、販促の在り方を眺めました。キョウボでは広大なフロアに平台(日本のより少し高い。腰ぐらいの位置)が一杯あって、本が平積みされています。客は平台の間を歩いて回る。空間を贅沢に使っていますが日本の書店を見慣れていると一味違う光景で新鮮です。写真撮れば良かった。忘れていました。

床が絨毯みたいな柔らかいフローリングで、なんと座り込んで本を読んでいる人が大勢います(別途、立ち読み用、いや座り読み用のベンチもあります)。行儀が悪いですが図書館の子供用コーナーを思わせる光景で、人々が本に触れることを楽しんでいる感じはある。ビジネス書棚では我らがEiji 21の新刊『ウォンの未来』がパネルつきで置かれていましたが、日本の書店のように本をずらりと並べて存在感を出す多面展開は少なく、基本的にどの本も一面だけです(ただし複数の台にあったりする)。

小説のベストセラーランキングでは村上春樹氏の『1Q84』が今なおトップの座にありました。ちなみに『1Q84』は韓国版のほうがカバーデザインが格好いいと思います。実物を見ると加工も凝っていて素敵です。韓国の本は凝ったデザインの本が多く、この点も今回の視察の目的の一つ。

ひとしきり本を見た後はEiji 21のスタッフと合流して食事。今回初めて会うメンバーもいて楽しかった。二次会でソウル一の繁華街、明洞(ミョンドン)へも行きました。屋台も一杯あって賑わっています。

明洞1

明洞2

12月3日。朝から夕方まで会議会議。会計のことから編集のことまでEiji 21のスタッフと話し合い。韓国での事業展開、李編集長はじめ現地スタッフの頑張りと関係各位のご支援もあって着実に前進しています。原田さんがEiji 21の社長も兼任して頻繁にソウルに行くようにして以来、日韓でのシナジーも徐々に出てきました。

Eiji21MTG
真摯に議論しています。

昼食時に新村(シンチョン)まで足をのばして開店したばかりのブックオフを偵察。ブックオフは現在ソウルに2店舗(ソウル駅前、シンチョン)を出店しています。

ブックオフ新村店
入ってみると日本語の本やCDが多く、スタッフも日本語ができます。これから徐々に韓国語の本も増えていくのでしょう。ブックオフが韓国市場にどんな影響を及ぼしていくか、注目していきたいと思います。ちなみにネット書店については、キョウボのオンラインストア、YES24、アラジンなどが競争しています(アマゾンは未進出)。激しい競争の中、ネット書店の在り方はどう変化していくか。この点でも韓国市場の状況をよく見ていきたいと思います。

夜は韓国の有名な社会的企業、Haja Centerの主催するイベントに参加。ハジャセンターは1999年にソウル市と延世大学が共同で設立した青少年センターで、当時の就職難の中、若年雇用の問題を是正する目的で生まれました。デザインやアートなどの活動を通じて若者が成長する。職業訓練も実施。また、多数の若者が主体的に社会的事業の運営者として活躍しています。

この日のイベントでは、「遊び」を通じて社会を変えるNoridan(遊び団、の意味)や、レストランや料理教室を運営するOrganization YORIなど、Hajaから生まれた6つの社会的企業の取り組みが紹介されました。

食事やファッションショーやライブ演奏など多彩なプログラムでとても楽しく、写真を撮るのを完全に忘れました。ソーシャルビジネスや社会的企業というと堅苦しいものを連想する人もいるかもしれませんが、このイベントはとても明るく楽しかったです。副センタ―長のフィーさんのお子さん誕生の報告もありました。おめでとうございます。

終了後、そのままHajaのメンバーらと飲み会に混ぜてもらいました。ほとんどが20代前半の若者です。日本語が上手なメンバーが多いのに驚きました。「どこで覚えたの?」と聞くと「日本ドラマと音楽」だそうで。話題がそれに及ぶと「ハケンの品格!」「電車男!」「嵐!」「椎名林檎!」など口々に叫ぶ韓国の若者たち。弊社も海外子会社があるグローバル企業として語学力向上に努めたいと思います。

また、Hajaのメンバーは英治出版の『世界を変えるデザイン』やEiji 21が出しているSocial Shift Seriesの本をよく読んでくれていて、弊社CEOが妙に有名であることにも驚きました。Eiji 21は韓国でおもしろい本を出す出版社として徐々に知られてきている模様。李編集長も嬉しそうにマッコリを飲んでいました。日付が変わるまで飲んで解散。

12月4日。経営陣3人はEiji 21の税理士さんとのミーティング。私とお杉さんは李編集長とともに韓国の印刷会社や加工業者などを回りました。韓国での書籍印刷はコスト面で安いだけでなく、加工技術等で日本より進んでいる面もあり、その詳細を知るのが目的です。英治出版ではフルカラーの『世界を変えるデザイン』など既にいくつかの本で韓国印刷(韓流印刷)を活用しており、実務上の課題も見えてきたので作業工程の細かな点も含めて現地の業者さんと打ち合わせ。いろいろな疑問点が無事解決しました。今後、英治出版デザイン室での装丁をはじめうまく活用していきたいと思います。

それにしてもソウルの気温が比較的暖かくて良かったです。3年前の12月に行ったときは最高気温がマイナス5度で凍死するかと思いましたが今回は10度近くありました。Eiji 21のみんなも元気だったし。嬉しく思った韓国出張でした。今後も日韓双方で頑張っていきたいと思います。

「韓国出張」への2件のフィードバック

  1. 今回のアシアナ航空は、blockbuster moviesも見られてよかったね。
    私はbandslamを見ました。飛行時間の関係上、往復便で1 movie完結。
    帰り便で新しい映画みると、あとでDVD借りるはめに?!
    ソウル帰国便は今回は1時間40分のフライト時間。近いね。

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