「変化を自然に受け入れる」50代でNPOに転身した『人生の折り返し地点で、僕は少しだけ世界を変えたいと思った。』著者・水野達男さんが大切にしていることとは!

先日発売となった『人生の折り返し地点で、僕は少しだけ世界を変えたいと思った。』の出版を記念して、発売直前の2016年1月20日(水)に著者の水野達男さんを招いたイベントを行いました。それも、参加者12名限定というとても小さな規模で。

 

今回は発売前ということで、皆さんに本をその場で読んでいただく「30分の読書タイム」を設け、その後水野さんを囲んだトークセッションを行いました。人数が少ないので物理的にも心理的にも互いの距離が非常に近く、ざっくばらんに話したり、また水野さんのお話を聞いたりできる時間となりました。

 

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↑読書タイムの様子

 

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↑トークセッションで水野さんがお話される様子

 

今回のブログでは、イベントに参加した英治出版のコーポレート・コミュニケーション(いわゆる広報)を担当している山見が水野さんのお話を伺って印象に残ったふたつのことをご紹介したいと思います。私はイベントで初めて水野さんにお会いして、大ファンになりました。その溢れ出る気持ちをこの記事からぜひ感じ取ってください。

 

「自然な変化」

 

3度の転職を経て、現在NPOに在籍しご活躍されている水野さん。イベント参加者の方から、大企業からNPOへ転身するという大きな変化について問われたとき、こんなふうにおっしゃいました。

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水野さん:「僕にとっては、自然な変化でした。一番変化のハードルとして高かったのは、最初に務めた会社を30代前半で辞めて転職したときだったから。だから、それ以降の変化はそんなに大したものではないと思っています。」

 

本にも「僕は3度転職をした後に今はNPOにいるが、どの選択も誰かの誘いや流れに身を任せてきた。僕自身にとっては、自然な選択だったと思う。」と書かれています。

 

というのも、初めて転職をされたときに、「周りから見たら変かも知れないし、大変と思われるかもしれないけど、自分にとってはなんとなくいい匂いがする変化」を感じたそうです(詳細は本書P.144参照)。変化に対するハードルをすでに超えていた水野さんは、その後の変化をどれも自然な流れの一部として受け取っていたのですね。

 

考えてみれば、わたしたちの普段の暮らしに「変化」は溢れているものです。むしろ、「変化」で成り立っているものと言っても過言ではないくらい。たとえば、毎日仕事をするといっても同じ日は決してない。毎日の出来事や人との出会い、人との関わりのなかで、いろんなことを考えて、その考えが前進する日もあれば、後退する日もある。

 

そういう目に見えないたくさんの変化がある暮らしの中で、目に見える変化を「ちょっと変わった人だな」とか「大変そうなことをするね」というふうに思われることが往々にしてある。「30代前半まで務めた会社でいい成績を残しているのに辞める」あるいは、「50代で大企業からNPOに転身する」といったことがすごく大きな変化だと私たちは思いがちです。

 

ありのままを素直に受け止め、変化を自然だと言える水野さんは本当にかっこいいなと思いました。

 

 

 

「マラリアで人が亡くならずに済む現実は、僕が生きている間にできると思う。」

 

ふたつめは、「マラリアで人が亡くならずに済む現実は、僕が生きている間にできると思う。」と言われていたことです。これを聞いたとき、私は英治出版が昨年末に関係者のみなさまに送ったご挨拶メールに書いたことを思い出しました。

 

~中略~

マハトマ・ガンジーやマザー・テレサは世界平和のために人生を捧げました。でも、彼らは自分たちが生きている間に本当に全世界が平和になるとは思っていなかったかもしれません。

「動かない岩だと知っていても、それでもその岩を動かす。」

その行動がきっと世界平和の実現へつながると強く信じていたのだと思います。

※こちらは、先日開催したU理論セミナーで講師を務めてくださった『U理論』訳者、中土井僚さんのお話からご紹介しています。

 

英治出版としても

「動かない岩だと知っていても、それでもその岩を動かす」人々をこれからも応援します。

なぜなら、そのひとつひとつが「喜び」に満ちた幸せな世界へつながると信じているから。

~~~~~

 

夢を追うというのは、必ずしもその人が生きている間に叶えることは重要でないと思います。ですが、水野さんは自分が生きている間に夢を叶えられるときっぱり言われていた。ぞわっとするほど感動しました。それで、「少しだけご挨拶メールを変えたいと思った。」ところです。こんなふうに。

 

英治出版としても

「動かない岩だと知っていても、それでもその岩を動かす」人々、もちろん「動く岩だと信じ、岩が動くまで行動する」人々をこれからも応援します。

 

いかがでしたでしょうか。私の水野さんファンっぷりが伝わりましたでしょうか?笑 等身大でありのままな姿がとても魅力的な水野さん。大切なことを改めて気づかせていただいて、本当に貴重な時間でした。イベントに参加していただいた皆さんもきっと水野さんのファンになったに違いないと思います。

 

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参加者のみなさん、会場を提供してくださったコワーキングスペースMIGさん、そして水野さん、本当にありがとうございました!

 

※参加者の方がこのイベントについてブログを書いてくださいました!(ありがとうございます!)ぜひこちらも読んでいただければと思います。

 

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『人生の折り返し地点で、僕は少しだけ世界を変えたいと思った。――第2の人生 マラリアに挑む』

 

●著者プロフィール

NPO法人マラリア・ノーモア・ジャパン専務理事兼事務局長。北海道大学農学部を卒業。22年間の米外資系企業勤務を経て、1999年、住友化学 株式会社に入社。日本国内や南北アメリカ市場における農業製品のマーケティングを手がける。2007年、アフリカのタンザニアでマラリア予防蚊帳「オリ セットネット」を製造・販売するジョイントベンチャーの日本側リーダーに就任。現地の合弁工場の開設、年間3000万張りの生産体制の確立、一般市場の スーパーマーケットでの販売、研究所の設立などを行い、事業を軌道に乗せた実績を持つ。
2012年11月から現職。イベントや講演による啓発活動や、マラリア対策の事業開発などに取り組む。また、これまでの経験を活かして企業の海外ビジネス支援や研修の講師を務めるなど、幅広い分野で活動している。

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