起業家育成プログラム「Team360」 powered by Impact HUB Tokyoで英治出版の原田がメンターを務めました。

東京・目黒にあるソーシャル・スタートアップおよびチェンジメーカーのベースキャンプ、Impact HUB Tokyo(運営:株式会社Hub Tokyo)が実施している起業家育成プログラム「Team360」。今年は第7期生をむかえたプログラムが実施されています。

 

Team360起業家育成プログラムについて

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Team360の「チーム」は、「チームとなった他の起業家たちと、360度議論をしながらラーニングを続ける」という意味です。つまり、Team360は事業を360度お互い見つめ合う起業家チームを作り出すことを目指しているプログラムです。2013年に始まり、Impact HUB Tokyoチームが、海外・日本でアクセレレーター(育成プログラム)を運営する組織と連携・研究を行い、最も適切な要素を切り出したものが、本プログラムです。

他のプログラムと比較すると、Team360は著名人メンター陣容に頼るプログラムではなく、ミッション性の強い起業家たちが「自習」「対話」を繰り返し、ピアプレッシャーの中で起業プロセスを学ぶという特徴があります。日本で翻訳される数多くのスタートアップセオリーのうち、最も理解しやすく汎用性の高い「ビジネス・モデル・ジェネレーション」などのフレームを使いながら、基本的な事業創造のプロセスと思考方法を頭に入れていきます。

 

そのTeam360のメンターとして、4月15日(金)に英治出版の創業者・代表である原田を招いてくださいました。今回のブログでは英治出版コーポレート・コミュニケーション担当の山見が、Team360第7期生のみなさんと原田の対話などを含めた様子をお伝えしながら、Team360のご紹介をしたいと思います。

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当日は、第7期生の3チーム・4名の起業家のみなさんが集まっていました。こどもの自立した成長を支える新しい仕組みを提供する幼児教育施設、働く母親とこどもをコミュニティとしての街が支える仕組みを創るサービス、また企業と生活者コミュニティの共創をと押してソーシャルグッドなプロダクト・サービスを提供する事業を考えていらっしゃる方々です。

 

最初は起業家のみなさんと原田、そしてプログラム運営チームImpact HUB Tokyo代表の槌屋詩野さん、岩井美咲さん、セバスチャン・デフイさんとのランチタイム。原田が英治出版を創業したときの話をしたり、お互いに質問をしたりしながら時間を過ごしました。盛り上がったのが、資金調達などのお金にまつわること。

 

プログラム参加者のおひとりが「ひとりの生活者として、お金を借りるということにとても抵抗がある。」と不安を話してくださったことが印象的でした。たしかに、日々の暮らしは月々の収入のなかでやりくりして生活をするので、桁の違うお金を他人から借りるということに抵抗を感じる気持ちは分かりますよね。そこで、原田はこう言いました。

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「まずは友だちとランチする時とかに、割り勘するのをやめてみるのはどう?笑」

 

つまり、日常でお金を返すことを通して、信用のやり取りをはじめてみるのはどうだろうということです。その感覚に慣れることでお金を借りることへの抵抗が徐々になくなるかもしれないね、というアドバイスをしていました。

 

また、会社ができてからお金を使うことについて、こうも言っていました。

 

「社員が増えるとコストが上がると考える人もいるみたいだけど、僕はそうは思わない。だって、社員が増えたら売り上げも増えるに決まっているから」。つまり、社員も投資のひとつで、回収してから投資するのではなく、いつも投資してから回収するという順番(投資マインド)でいることが大事かもしれないね、と。

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新しく自分で事業を始めるにあたって出てくる、表面化しづらい不安や心の中のもやもやをざっくばらんに話すことができる場になっていました。

 

いろんな話をしながら長めのランチタイムを終え、次にプログラム参加者による事業の発表をしていただきました。それを聞いて、メンターや他の参加者、Team360運営チームのみなさんがフィードバックをし合い、お互いの事業をブラッシュアップする時間です。

 

メンターはその発表を初めて聞き、プログラム参加者とTeam360運営チームのみなさんはブラッシュアップされ続けている発表を聞いてきているので、いろんな視点が混ざったコメントが出てきます。またそのなかで印象的だったのが、「自分の発表や表現をオーディエンスが見るという視点、自分の立場からの視点、それを別の自分が遠くから見ているような視点の3点を合わせて持つことが大切ですよね。」と参加者のおひとりが言われていたことです。

 

Team360は事業を360度お互い見つめ合う起業家チームを作り出すことを目指しているプログラムです。」と説明がありますが、当日の様子を見ていてすごくそれを感じることができました。お互いの事業内容は異なるけれど、起業家チームとしてアドバイスをしあったり、ときにTeam360運営チームのみなさんからのアドバイスも入ったり、全体でいつも学び合う姿がそこにはありました。

 

プログラム終了後に参加者のひとりが言われたことも印象的でした。「起業を目指していると、ついそのことに一生懸命になってしまうけれど、本当は起業のあとのランディングが大変なはずだよね。」

 

その言葉に共感したのは、起業に限らないなぁと思ったからです。たとえば、本やイベントの企画をするにしても、本を出版すること、イベントを開催することに一生懸命になって、それで次にどうしたかったんだっけ、そもそも本当は何がしたかったんだっけ、という点を置いてけぼりにしてしまいそうになることがあるからです。もちろん、それ自体に一生懸命になることも大切なのですが。でも、そうなってしまいそうなきは、同僚がちゃんとキャッチしてくれて軌道修正のヒントを与えてくれるので、やっぱり仲間がいることは本当に心強いことです。

 

また、それを仲間の力を借りてすることはもちろんですが、「もうひとりの自分が自分を見てどう思うんだろう」という視点もとても大切だと思いました。もしかすると、その感覚がもっとも頼りになることもあるかもしれません。

 

仲間の目と自分の目がいつも自分をブラッシュアップさせ、そのことでまたみんなの目が成長していって・・・。そんな風にいつもお互いを高めあいながら、前に前に進んでがんばっている起業家のみなさんの姿を見て、わたしも頑張らないとなと大きなパワーをもらいました。

 

最後に、Team360 第7期の集大成となるピッチイベント「スパークプラグ – Growth with Passion – Vol.9」開催のお知らせです。

 

起業家プログラム「Team360」を今期終えた起業家たち、そして、Impact HUB Tokyo内の起業家がピッチを行う本イベント。Impact HUB Tokyoにはどんな起業家の方がいるのか、また彼らはどんな挑戦をしているのか。この機会に知っていただくことができますので、ぜひご参加くださいませ!
●日時:2016年4月28日(木)19:30~22:00 ※開場:19:00
●場所:Impact HUB Tokyo
●詳細・申込: 100時間、磨き抜かれた起業ピッチイベント「スパークプラグ – Growth with Passion – Vol.9」開催!

 

あらためまして、Impact HUB Tokyoの槌屋さん、岩井さん、セバスチャンさん、そして第7期生のみなさん、すてきな時間をご一緒させていただいて本当にありがとうございました! みなさんの活動を陰ながら応援しております!

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Impact HUB Tokyoについて

Impact HUB Tokyo Logo
Impact HUB Tokyoは、株式会社HUB Tokyoが運営をする、東京に社会的にインパクトを生み出そうとする起業家やチェンジメーカーのベースキャンプであり、欧州、北米、アジア、アフリカなど、世界約80箇所に存在し、のべ11,000人を超えるImpact HUBネットワークの一員です。2013年2月の開設以降、現在、150名を超える起業家、スタートアップチーム、企業内起業家、NPOリーダー、フリーランス、アーティスト、エンジニアなどが集まるコミュニティへと成長し、メンバー間のコラボレーションを生み出しながら今なお拡大を続けています。

 

Impact HUBについて
Impact HUB は、イギリス・ロンドンで 2005 年に初めて開設され、現在世界 約80箇所で展開している、世界最大規模のグローバルなネットワークを持つアントレプレナーのコミュニティネットワークです。そのミッション は、“シェアオフィス”という枠組みを超え、社会変革や挑戦を行う中で、互いに学びや知識、経験、ネットワークをシェアしようとする、有機的で自己増殖するグローバルなコミュニティを目指しています。

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