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EIJI PRESSのPRESSについて(英治出版 代表・原田がブログを書きました。)

先日、京都造形芸術大学 副学長の本間正人さんにお会いし、英治出版のロゴやEIJI PRESSの「PRESS」というのがいい、とお褒めいただいた。

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正直なところ、創業時にPRESSとしたのは失敗だったかなと、ずっと思っていた。

ネットバブル期の頃の出版社と言えば、電子書籍への先見がなく、紙に固執しているように感じていた。英治出版では創業の1999年からオンラインでの立ち読みを提供していたので、なんとなく「出版社」の姿勢に違和感を感じていた。

そこで、2002年に初めて社員を雇うにあたり、自分たちにとっての「出版」を改めて定義してみようと考えた。そうして生まれたのが「パブリッシャー宣言」だった。「版を出す」と書く出版は、どこか印刷のイメージで、だからこそ(当時)出版社は紙に固執してしまうのではないか。自分たちの役割をより良く表す言葉として、英語のpublisherが浮かんだ。public、publicizeという単語が連想された。私たちの仕事は、紙の本を作り読者に売ることではなく、著者のメッセージを磨きパブリックにすることで著者の夢を応援することなのだと理解した。以来、著者を応援する出版社を心がけ、自分たちはパブリッシャーであると思ってきた。なので、EIJI PRESSには抵抗があった。

本間さんにPRESSが良い理由を尋ねた。

PRESSは、EXPRESS(表現する)であり、IMPRESS(印象を与える)であると。

著者は人生観が詰まったメッセージをEXPRESSし、読者は自分の人生観に著者のメッセージをぶつけIMPRESSする。その間に存在するのがEIJI PRESSなのだと。

そうか。そうだよ。

そう思うと、パブリックという実体が見えない表現より、著者から読者という個人から個人への関係を表すPRESSが断然気に入ってきた。

英治出版が大切にしている考え方に6 degrees of separationがある。この仮説に寄れば、6次の隔たりで全人類が間接的に繋がる。友達の友達は、みな友達の世界。6次の友達は想像が難しいが、直接知っている1次の友達を大切にしないひとが、友達の友達(2次)や、の友達(3次)を得ることはない。友達ネットワークの階層をどこまで深くできるかは、1次の関係の深さに比例するのだと思う。

英治出版をEIJI PRESSとして、よかった。

これからも、著者との1次の関係を大切にしていこう。それが結果的に、友達ネットワークを伝って、多くの読者をIMPRESSすると信じて。

We are EIJI PRESS.

本間正人さん、新しい気づきを頂きました。
ありがとうございました。

ニューヨークに行ってきました。100%ボランティア運営の書店って・・・?

英治出版社員は、1年に1度、海外に行くことができるチャンスがあります。自分で目的を設定して、行く国や現地での計画を立て、承認を得られれば出張できます。その前後にバケーションをくっつけて、他の国に行ってもよいのです。

 

今年の4月には編集の業務を中心におこなっている高野と安村がそれぞれイタリア・ボローニャとイギリス・ロンドンへ行ってきました。高野はボローニャで、ボローニャブックフェアという絵本を中心としたブックフェアを視察し、いつか絵本をつくりたいと企んでいます。安村はロンドンでブックフェアの仕事のあとにバケーションをとって、フィンランドに遊びに行っていました。現地の書店や図書館も見に行ってくれて、帰国後におみやげ話をしてくれました。

 

今月にはドイツ・フランクフルトでブックフェアが開催されるので、7月に英治出版に参画したメンバーを含めた2人がフランクフルトに行ってきます。そして先月、広報などコミュニケーション全般の業務にたずさわっている私、山見はアメリカ・ニューヨークに行ってきました。このブログでは、ニューヨークで視察した一部をご紹介したいと思います。

 

  • 100%ボランティア運営の書店

Bluestockingsという独立書店を訪問してきました。ユニークでおもしろそうな書店がないかと調べているなかで発見した書店です。フェミニズム関係の本、ジェンダーや人種、環境問題、政治などのテーマでメッセージ性が強い書籍を取り扱っている書店です。そして、もっとも関心を持ったのが、この書店が100%ボランティアで運営されている点。はじめにそのことを知ったときは、どういうことなんだろう? とすごく不思議に思いました。そんなことあり得るんだろうか? と。どうしても気になったので、友人の力も借りながら、会う約束をとりつけました。

 

  • 店内の様子

お店は、マンハッタンのロウワ―イーストサイド地区にあります。最寄り駅から10分くらい歩くと着きます。どきどきわくわくしながらお店の前に到着。外観はこんなかんじです。味のあるいい雰囲気です。

 

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お店のなかに入って、まずはぐるりと一周。ジェンダーやアナーキズム、人種、活動家の戦略、教育改革など細かいテーマ別に棚づくりがされています。移民大国アメリカらしく、ラテンアメリカやアフリカなど、各地域の歴史に関する書籍も豊富にそろっていました。

 

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このコーナーはZINEといわれる手作り冊子が置かれています。ニューヨークに到着した翌日に、ニューヨーク近代美術館の分館、MoMA PS1で開催されていたNY ART BOOK FAIRに訪れていたのですが、普通の紙にイラストや文章が印刷された手作り冊子が2~5ドルくらいで販売されていて、こういうのも売っちゃうんだ~とやや驚いていました。数日後にBluestockingsに来て、あれがZINEというものだったのだと知りました。ZINEは1990年代後半頃からアーティストたちが自分の作品を紹介したり、アピールしたりするツールとして使われてきたものだそうです。Bluestockingsでも多くのZINEが置かれていました。

 

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お店にはコーヒースタンドもあるので、コーヒーを飲みながら、本や雑誌を読んでいる方がいらっしゃいました。イベントも毎日のように開催されています。

 

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  • ボランティアスタッフのふたりの女性にインタビュー

さて、じっくり店内を見て楽しんだ後に、会う約束をしてくれていた女性にインタビューをしました。お話してくれた内容を簡単にまとめます。

 

・100%ボランティア運営というのに驚きました。全員で何人くらいのボランティアスタッフがいるのですか?

だいたい全員で80名くらいです。1人あたり1日1~3時間くらいのシフトで構成されています。週に1日だけ来る人もいれば、数日来る人もいます。どれだけコミットするかはその人次第で、来る日が少ないからだめとか、もっと来なさいという強制は一切なくて、それぞれのコミットメントや関わり方が尊重されています。

 

・ボランティアスタッフのみなさんにはどんな役割がありますか?

ボランティアスタッフのシフトを調整したり、店内の整理やレジ、本の仕入れ、イベントの企画や運営などさまざまです。コミットしている度合によって、担当できる役割に差はありますが、基本的にはその人がやりたいと思う役割をやってもらったり、できる範囲での役割を担当してもらっています。

 

・ボランティアスタッフのみなさんがここで働くモチベーションはなんですか?

モチベーションは人それぞれです。わたしの場合は、数年前にニューヨークに引っ越してきたことがきっかけでスタッフをはじめました。ニューヨークにはよく知っている人もいなかったし、本のラインナップも好きだったので。そのうち良い友だちもできて、今では働きはじめてもう数年になります。ここで知り合った人たちに良くしてきてもらったので、これからは私もそういう立場になりたいと思ってコミットしています。ときに、みんなとピクニックに行ったり、パーティーをしたりするのですが、楽しいですよ。

 

・ここでの仕事以外にもなにかされているのですか?

はい、私はアーティストです。なので、ほかの人より比較的コミットしやすいので、よくここで働いています。それに、パートナーがいるのですが、私の活動を理解してくれていて、生活も助けてもらっています。

 

ほかのスタッフにも話を聞くといいよと言ってくれて、別の女性にもお話を伺いました。

 

・あなたがここで働くモチベーションはなんですか?

わたしは数か月前にニューヨークに引っ越してきました。もともとロスにいたけど、一度ニューヨークに住みたいと思って。だけど、知っている人もあまりいないので、ここでボランティアすることにしました。今は週1日のコミットだけど、本当はもっと関わりたいと思っています。だけど、他の仕事もあるから、なかなか都合をつけるのが難しい状態です。

 

・ここでの仕事は楽しいですか?

もちろんです。ここにある本に関わるテーマのことを話すことができる仲間がいるし、ニューヨークに来てからいろいろ助けてもらったので。だから、本当はもっともっと関わりたいんです。

 

忙しいなか、たっぷりと時間をとっていろいろお話をしてくださいました。お土産にお店のオリジナルエコバッグ(少々、過激ではありますが。笑)までくれて、本当にあたたかく対応していただきました。

 

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彼女たちの話を聞いて、こういうコミュニティがあり得るんだ・・・とびっくりしたのと同時に、とても素晴らしいと思いました。それぞれの人が自立していて、かつ互いを尊重し、助けが必要なときは助け合う。こういうところが素敵なお店であり、コミュニティだと思いました。

 

また、書店のひとつのあり方として、日本でもあり得るのだろうか、ということも考えさせられました。つまり、「書店員じゃない人たち」が書店(リアル書店、ネット書店問わず)を運営していくことが成り立つのかどうか。もし、そういう書店をつくるとしたら、どんな要素があるといいだろう。自分なら、どういうものであれば関わりたいと思うんだろう・・・などなど、考えが止まらなくなります。笑 それに、今回は書店の話をしていますが、書店に限らず当てはめて考えることができるトピックかもしれません。

 

  • お店の情報

Bluestockings http://bluestockings.com/

 

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「BOPビジネス(Base Of the Pyramid)」フェア、梅田蔦屋書店さんで開催!!

先週発売の新刊『BoPビジネス3.0――持続的成長のエコシステムをつくる』。
本書の発売にあわせ、梅田蔦屋書店さんでBOPビジネス関連書フェアが始まりました。

BOPビジネス(Base Of the Pyramid) フェア – 梅田 蔦屋書店
http://real.tsite.jp/umeda/event/2016/08/base-of-the-pyramid.html

フェアタイトルは「BOPビジネス(Base Of the Pyramid)」。
BoPビジネス3.0』翻訳者の平本督太郎さんの選書に加え、梅田蔦屋書店さんのオリジナルセレクトが追加されています。

BoPビジネス関心層だけでなく、多くのビジネスパーソンに注目していただきたいオリジナル企画。
9月末までの開催予定です。ぜひ梅田蔦屋書店さんにお立ち寄りください。

梅田蔦屋書店
大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
TEL 06-4799-1800
URL http://real.tsite.jp/umeda/
Twitter https://twitter.com/umetsuta

起業家育成プログラム「Team360」 powered by Impact HUB Tokyoで英治出版の原田がメンターを務めました。

東京・目黒にあるソーシャル・スタートアップおよびチェンジメーカーのベースキャンプ、Impact HUB Tokyo(運営:株式会社Hub Tokyo)が実施している起業家育成プログラム「Team360」。今年は第7期生をむかえたプログラムが実施されています。

 

Team360起業家育成プログラムについて

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Team360の「チーム」は、「チームとなった他の起業家たちと、360度議論をしながらラーニングを続ける」という意味です。つまり、Team360は事業を360度お互い見つめ合う起業家チームを作り出すことを目指しているプログラムです。2013年に始まり、Impact HUB Tokyoチームが、海外・日本でアクセレレーター(育成プログラム)を運営する組織と連携・研究を行い、最も適切な要素を切り出したものが、本プログラムです。

他のプログラムと比較すると、Team360は著名人メンター陣容に頼るプログラムではなく、ミッション性の強い起業家たちが「自習」「対話」を繰り返し、ピアプレッシャーの中で起業プロセスを学ぶという特徴があります。日本で翻訳される数多くのスタートアップセオリーのうち、最も理解しやすく汎用性の高い「ビジネス・モデル・ジェネレーション」などのフレームを使いながら、基本的な事業創造のプロセスと思考方法を頭に入れていきます。

 

そのTeam360のメンターとして、4月15日(金)に英治出版の創業者・代表である原田を招いてくださいました。今回のブログでは英治出版コーポレート・コミュニケーション担当の山見が、Team360第7期生のみなさんと原田の対話などを含めた様子をお伝えしながら、Team360のご紹介をしたいと思います。

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当日は、第7期生の3チーム・4名の起業家のみなさんが集まっていました。こどもの自立した成長を支える新しい仕組みを提供する幼児教育施設、働く母親とこどもをコミュニティとしての街が支える仕組みを創るサービス、また企業と生活者コミュニティの共創をと押してソーシャルグッドなプロダクト・サービスを提供する事業を考えていらっしゃる方々です。

 

最初は起業家のみなさんと原田、そしてプログラム運営チームImpact HUB Tokyo代表の槌屋詩野さん、岩井美咲さん、セバスチャン・デフイさんとのランチタイム。原田が英治出版を創業したときの話をしたり、お互いに質問をしたりしながら時間を過ごしました。盛り上がったのが、資金調達などのお金にまつわること。

 

プログラム参加者のおひとりが「ひとりの生活者として、お金を借りるということにとても抵抗がある。」と不安を話してくださったことが印象的でした。たしかに、日々の暮らしは月々の収入のなかでやりくりして生活をするので、桁の違うお金を他人から借りるということに抵抗を感じる気持ちは分かりますよね。そこで、原田はこう言いました。

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「まずは友だちとランチする時とかに、割り勘するのをやめてみるのはどう?笑」

 

つまり、日常でお金を返すことを通して、信用のやり取りをはじめてみるのはどうだろうということです。その感覚に慣れることでお金を借りることへの抵抗が徐々になくなるかもしれないね、というアドバイスをしていました。

 

また、会社ができてからお金を使うことについて、こうも言っていました。

 

「社員が増えるとコストが上がると考える人もいるみたいだけど、僕はそうは思わない。だって、社員が増えたら売り上げも増えるに決まっているから」。つまり、社員も投資のひとつで、回収してから投資するのではなく、いつも投資してから回収するという順番(投資マインド)でいることが大事かもしれないね、と。

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新しく自分で事業を始めるにあたって出てくる、表面化しづらい不安や心の中のもやもやをざっくばらんに話すことができる場になっていました。

 

いろんな話をしながら長めのランチタイムを終え、次にプログラム参加者による事業の発表をしていただきました。それを聞いて、メンターや他の参加者、Team360運営チームのみなさんがフィードバックをし合い、お互いの事業をブラッシュアップする時間です。

 

メンターはその発表を初めて聞き、プログラム参加者とTeam360運営チームのみなさんはブラッシュアップされ続けている発表を聞いてきているので、いろんな視点が混ざったコメントが出てきます。またそのなかで印象的だったのが、「自分の発表や表現をオーディエンスが見るという視点、自分の立場からの視点、それを別の自分が遠くから見ているような視点の3点を合わせて持つことが大切ですよね。」と参加者のおひとりが言われていたことです。

 

Team360は事業を360度お互い見つめ合う起業家チームを作り出すことを目指しているプログラムです。」と説明がありますが、当日の様子を見ていてすごくそれを感じることができました。お互いの事業内容は異なるけれど、起業家チームとしてアドバイスをしあったり、ときにTeam360運営チームのみなさんからのアドバイスも入ったり、全体でいつも学び合う姿がそこにはありました。

 

プログラム終了後に参加者のひとりが言われたことも印象的でした。「起業を目指していると、ついそのことに一生懸命になってしまうけれど、本当は起業のあとのランディングが大変なはずだよね。」

 

その言葉に共感したのは、起業に限らないなぁと思ったからです。たとえば、本やイベントの企画をするにしても、本を出版すること、イベントを開催することに一生懸命になって、それで次にどうしたかったんだっけ、そもそも本当は何がしたかったんだっけ、という点を置いてけぼりにしてしまいそうになることがあるからです。もちろん、それ自体に一生懸命になることも大切なのですが。でも、そうなってしまいそうなきは、同僚がちゃんとキャッチしてくれて軌道修正のヒントを与えてくれるので、やっぱり仲間がいることは本当に心強いことです。

 

また、それを仲間の力を借りてすることはもちろんですが、「もうひとりの自分が自分を見てどう思うんだろう」という視点もとても大切だと思いました。もしかすると、その感覚がもっとも頼りになることもあるかもしれません。

 

仲間の目と自分の目がいつも自分をブラッシュアップさせ、そのことでまたみんなの目が成長していって・・・。そんな風にいつもお互いを高めあいながら、前に前に進んでがんばっている起業家のみなさんの姿を見て、わたしも頑張らないとなと大きなパワーをもらいました。

 

最後に、Team360 第7期の集大成となるピッチイベント「スパークプラグ – Growth with Passion – Vol.9」開催のお知らせです。

 

起業家プログラム「Team360」を今期終えた起業家たち、そして、Impact HUB Tokyo内の起業家がピッチを行う本イベント。Impact HUB Tokyoにはどんな起業家の方がいるのか、また彼らはどんな挑戦をしているのか。この機会に知っていただくことができますので、ぜひご参加くださいませ!
●日時:2016年4月28日(木)19:30~22:00 ※開場:19:00
●場所:Impact HUB Tokyo
●詳細・申込: 100時間、磨き抜かれた起業ピッチイベント「スパークプラグ – Growth with Passion – Vol.9」開催!

 

あらためまして、Impact HUB Tokyoの槌屋さん、岩井さん、セバスチャンさん、そして第7期生のみなさん、すてきな時間をご一緒させていただいて本当にありがとうございました! みなさんの活動を陰ながら応援しております!

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Impact HUB Tokyoについて

Impact HUB Tokyo Logo
Impact HUB Tokyoは、株式会社HUB Tokyoが運営をする、東京に社会的にインパクトを生み出そうとする起業家やチェンジメーカーのベースキャンプであり、欧州、北米、アジア、アフリカなど、世界約80箇所に存在し、のべ11,000人を超えるImpact HUBネットワークの一員です。2013年2月の開設以降、現在、150名を超える起業家、スタートアップチーム、企業内起業家、NPOリーダー、フリーランス、アーティスト、エンジニアなどが集まるコミュニティへと成長し、メンバー間のコラボレーションを生み出しながら今なお拡大を続けています。

 

Impact HUBについて
Impact HUB は、イギリス・ロンドンで 2005 年に初めて開設され、現在世界 約80箇所で展開している、世界最大規模のグローバルなネットワークを持つアントレプレナーのコミュニティネットワークです。そのミッション は、“シェアオフィス”という枠組みを超え、社会変革や挑戦を行う中で、互いに学びや知識、経験、ネットワークをシェアしようとする、有機的で自己増殖するグローバルなコミュニティを目指しています。

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーさんにて国際ガールズ・デー記念ブックフェア開催中!&英治出版からの選書をご紹介します。 #国際ガールズデー

いよいよ明後日11日に迫った今年の国際ガールズ・デー
教育機会の不足、低年齢結婚・出産、人身売買・・・
世界の女の子たちが置かれている現状と、彼女らが持っている可能性を知る日です。

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーさんでは、この日を記念して関連書を集めたブックフェアを開催してくださっています。
なんと、3年連続です!!

会員の皆様、ぜひ足をお運びください!

アカデミーヒルズ六本木ライブラリー
東京都港区六本木6丁目10-1
六本木ヒルズ森タワー49階
TEL: 03-6406-6650
URL: http://www.academyhills.com/library/roppongi/index.html

 

 

さて、ここで改めてこのフェアで選書されている英治出版の著書を7タイトル、国際ガールズ・デー推進ネットワークメンバーの推薦コメントと共にご紹介したいと思います。

 

1.『Because I am a Girl――わたしは女の子だから
  著:ティム・ブッチャー他

“女の子たち”の声を受け止めなければ……。想像の範囲を越える彼女たちの状況を、7人の作家は懸命に伝えようとしている。
―明治学院大学ボランティアセンター

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角田光代が訳さずにはいられなかった――!
世界を代表する7人の作家が描いた 名もなき女の子たちの物語

「作家たちが(おそらく私と同様の思いで)描き出した、
幾人もの女の子たちの声を、 私は私たちの言葉で、
届けなくてはならなかった。」
――角田光代

本書は、国際NGOプランが推進するBecause I am a Girlキャンペーンの主旨に賛同した作家が、それぞれ異なる国のプランの活動地を取材し、その体験をもとに執筆して生まれた書き下ろし短編集です。執筆陣には『トレイン・スポッティング』のアーヴィン・ウェルシュや『ショコラ』のジョアン・ハリスなど世界一流の作家が参加しています。 角田光代さん自身も、プラン・ジャパンより依頼をうけて2009年と2011年に西アフリカ・マリの女性性器切除の撲滅活動や、インドの人身売買シェルターの様子を取材。そのルポは『CREA』や『日経ウーマン』など各誌に掲載されました。

その経緯から、角田さんは本書のコンセプトに共感して翻訳を決意し、このたび出版に至ることになりました。 本書の印税・売上の一部は国際NGOプランに寄付され、途上国の子どもたちを支援する活動に役立てられます。

 

2.『ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで     著:ニコラス・D・クリストフ

激しい怒り、悲しみ、喜び……自分の中のすべての感情がむき出しになり、本書を読み終えたあとは、ぶっ倒れてしまいました。
―ルーム・トゥ・リード・ジャパン

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【1億人の女性が消えた。】売られる少女、焼かれる妻、見捨てられる母・・・私たちの時代にはびこる驚愕の「不正義」の真実と、あきらめない人々の強さと美しさ、そして希望を描いた全米ベストセラー。

今日も、同じ空の下のどこかで、女性であるがゆえに奪われている命がある。人身売買、名誉殺人、医療不足による妊産婦の死亡など、その実態は想像を絶する。衝撃を受けたニューヨークタイムズ記者の二人(著者)は、各国を取材する傍ら、自ら少女たちの救出に乗り出す。そこで目にしたものとは――。「現代における最大の不正義」の現実と、決してあきらめない人々の強さと美しさ、そして大きな希望を描いた本書は、米国での発売以来ベストセラーとなり、圧倒的な賛辞と共感、そして変革への行動を巻き起こしている。ピュリッツァー賞受賞の著者が、失われた命への慟哭と人類への祈りを込めて記した渾身の力作。

「もう傍観してはいられない。この本は、私たちが最も必要としていることをしてくれた」――ジョージ・クルーニー(俳優、映画監督)

「決してあきらめない女性たちの力。読者一人ひとりにインスピレーションを与え、世界中で正義を求めて闘う人たちのモデルになる」――アンジェリーナ・ジョリー(女優、UNHCR親善大使)

「日本は、しばしば海外から連れて来られる女性の人身売買の最終目的地となる。…(中略)…著者ニコラスとシェリルは、女性や少女の人権を守り、エンパワーすることによって、社会全体が、ひいては世界が大きく改善するということを反論の余地もないほど証明してくれる。これは決して私たち日本人一人ひとりにとって無縁の話ではない」――藤原志帆子(ポラリスプロジェクト、「解説」より)

 

3.『チョコレートの真実
  著:キャロル・オフ

甘いチョコレートの苦い歴史と、今に見る、正義と不正。この真実が溶けてなくなることはない。
―白百合女子大学学生

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世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。

カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。

カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない

世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも。

マヤ・アステカの時代に始まるチョコレートの魅惑の歴史。そのなかで生まれ、今なお続いている、過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。そして私たち先進国の消費者の行動は、この問題にどう関わっているのか?

本書は、この“世界で最も愛されるお菓子”の裏にある「苦い真実」を、さまざまな角度から明らかにする。

 

4.『私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦
  著:リサ・J・シャノン

悲惨な体験がいくつも紹介される中で、それを乗り超える女性たちの勇気を実感できる。いつかこの本を我が娘に贈りたいと思う一冊。
―ジョイセフ

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救いたい人たちがいる
たとえ世界が目を背けても

ルワンダの悪夢 は隣国コンゴで続いていた……。
第二次大戦以降もっとも多い540万人の死者を出し、
今なお暴力の嵐が吹き荒れるアフリカ大陸の奥地 。
そこには虐げられた無数の女性たちがいる。
蔓延する性暴力、偏見と孤立、絶望的な貧困、民兵の脅威……。
繰り返される悲劇を止めるべくたった一人で立ち上がった著者が、紛争地で見た真実とは。
想像を絶する運命に抗い、強く生きようとする女性たちの
哀しくも美しい姿を描いた心ゆさぶるノンフィクション。

 

5.『祈りよ力となれ――リーマ・ボウイー自伝
  著:リーマ・ボウイー

内戦下のリベリアで多くの女性が立ち上がった。前を向いて行動し始めた。なんという強さ、なんという凄さだ。
―プラン・ジャパン

ƒJƒo[B1+ƒIƒr 彼女たちの声が、
破滅に向かう国家を救った。

紛争で荒廃する社会、夫からの激しい暴力、飢える子供たち……
夢を失い「自分には何もできない」という無力感に捉われていた一人の女性。
他者の心を癒す仕事に少しずつ自信を取り戻していった彼女は、
泥沼の紛争を終結させるために立ち上がった。
その声は民族・宗教・政治の壁を超えて国中の女性たちの心を結び、
横暴な独裁者に果敢に立ち向かい、ついには戦いを終わらせた。
「無力な母親」から「平和活動家」へと変身を遂げた
一人の女性の美しくて力強い物語

 

6.『難民高校生――絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル
  著:仁藤夢乃

人生は「誰」と出会うかで、その後の物語が大きく変わっていくのかもしれない。あらためて、人間の持つ“底力”を思い知らされる一冊。
―Tsugiya Taeko Planning Office

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高校時代、私は渋谷で月25日を過ごす”難民高校生”だった。

「居場所を失くした若者」として希望のない生活を送っていた著者が、小さなつながりから変わりはじめ、国際支援の大きなイベントや 被災地支援の商品企画プロジェクトの成功を通じて、自分への自信と社会での居場所を取り戻していく過程を描く。

「ささいなきっかけから社会的に孤立する」ことは誰にでも起きる可能性があることであり、特に属するコミュニティが限られる「若者」に対する社会的支援の必要性を訴える。

 

7.『ゼロから考える経済学――未来のために考えておきたいこと   著:リーアン アイスラー

まさに「目から鱗」。「思いやりの経済システム」という、新しい発想の転換で、今までの常識を疑うところから経済学にメスを入れているのが何とも痛快。
―Tsugiya Taeko Planning Office

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◆人間を幸せにする経済システムとは?◆

市場経済の枠を超え、地域・家庭・自然を含めた視野で私たちの「経済」を問い直す画期的な経済論。 この世界で私たちが、そして子供たちや将来の世代が豊かな暮らしをつづけていくために、経済はどうあるべきなのか?
今の経済・社会について、何かがおかしいと思うなら、これまでの常識にとらわれず、ゼロから考えてみればいい。生活と人間性に根ざして構想された、まったく新しい経済の見方。

 

 

こちらのブックフェア、関東圏のみならず、関西、金沢、名古屋など、全国各地で開催中です。
(こちらは紀伊國屋書店梅田本店さん↓) 

今年の開催の様子はこちら↓

今年も国際ガールズ・デー記念ブックフェアが始まりました!3年連続、くまざわ書店池袋店さんにて開催中 #国際ガールズデー
国際ガールズ・デー記念フェア、続々開始!――中央大学生協多摩店さん・首都大学東京生協南大沢購買書籍部さん・ACADEMIAくまざわ書店橋本店さん #国際ガールズデー
青山ブックセンター本店さんで3年連続国際ガールズ・デーフェア開催中!! #国際ガールズデー
国際ガールズ・デー記念ブックフェア、石堂書店さん、紀伊國屋書店玉川高島屋店さん、八重洲ブックセンター本店さんで開催中!! #国際ガールズ・デー

下記の書店さんや図書館にて開催!ぜひお立ち寄りください!!
※開催時期は店舗によって異なります。

・くまざわ書店池袋店
・青山ブックセンター本店
・八重洲ブックセンター本店
・アカデミーヒルズ六本木ライブラリー
・紀伊國屋書店玉川高島屋店
・ACADEMIAくまざわ書店橋本店
・中央大学生協多摩店
・首都大学生協南大沢購買書籍部
・明治学院生協 横浜購買書籍部&図書館
・三省堂書店ICU売店
・慶應義塾生協日吉書籍部
・石堂書店
・紀伊國屋書店梅田本店
・MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
・紀伊國屋書店本町店
・ジュンク堂書店大阪本店
・文教堂書店淀屋橋店
・同志社大学生生協良心館&ブックショップ
・金沢大学生協&図書館
・名古屋大学生協南部書籍部

 

※国際ガールズ・デー推進ネットワーク公式Facebookページ