原田英治が考えるブックファンド2

1999年6月に独立した。
有限会社原田英治事務所、出版流通上の通称「英治出版」での
スタート。妻と2人での起業だった。出資金300万円。

1冊の本の出版費用を支出してしまえば資金不足となる状態に
ブックファンドのことを思い出した。
しかし、自社企画の本は、自分(英治出版)で出資しようと決めていた。
一番出資した人間が一番儲かる。ビジネスの原則だと思っている。
ブックファンドをインフラとして利用してもらおうと思い立ったのは、
僕が出版社を創業したことで出版企画を送っていただいた皆さんの企画に
すべて応えられるわけでないことを実感したからだ。

出版したいというニーズを感覚的に読み取れた。
しかし、出版のハードルは高い。
これを、どうにか下げられないか。
そこが始まりだった。(つづく)

英治出版創業者 原田英治

原田英治の考えるブックファンド

「ブックファンド」という言葉を初めて耳にしたのは、1998年だった。
近藤ロバート氏率いる有限会社レゾナンス出版(当時)が、
出版資金をブックファンドで集めたというニュースは、とても衝撃的だった。
「新しい」という衝撃だったように記憶している。
まだ、僕が一世出版をやっていた時だ。
ロバート氏は興銀の出身で、その後MBAを取得され、出版業で起業した方だ。
共通の友人もいて、ロバート氏には何度かお会いした。
その時点では、新しいスタイルの出版社を経営するロバート氏に興味があったが、
ブックファンド自体が儲かるものとは思っていなかった。(つづく)

英治出版創業者 原田英治

日販への出庫金額2億円突破

英治出版が全国書店に本を流通させるために取次店と契約できたのが、
創業2年目の2000年4月だった。
この取次口座の取得が難しいと言われている。
僕としては、一世出版の時、英治出版の時と2度交渉して、
2度とも口座開設いただいているので、取次が閉鎖的とは思っていない。
当然、取引条件面では、不満というより理解不能な点もあるけど。

出版流通の2大取次の1つ、日本出版販売への口座開設以来の出庫金額が
2億円を突破した(2003年8月集計分まで、本体価格ベース)。
3年4ヶ月でのクリア。
王子にある流通センターに自分で納品していた時期が懐かしい。

英治出版創業者 原田英治

英治出版公式ブログ