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TICAD閉幕 安倍首相「アフリカは、世界の希望を担う大陸です」 

2016年8月27日28日に、ケニアで開催されたTICAD(アフリカ開発会議)。約100の日本企業・団体が参加しました。
閉幕後のニュースでは、安倍首相のこんな言葉が、見出しにあがりました。

アフリカは、世界の希望を担う大陸です。

 

TICADでは、日本は政府と民間合わせて3兆円規模の投資をアフリカに行うことも表明されました。

みなさんは、アフリカを「世界の希望を担う大陸」だと思いますか?

アフリカといえば…

先日、英治出版が日本の一般の方458人に行ったアンケート。
「アフリカといえば思い浮かべること」への回答ベスト3は、この3つでした。

1位 大自然 
2位 貧困
3位 紛争

(※Webサイト「BOOKFAN」にて2016/8/25-26にかけて実施)

「最後のフロンティア」と呼ばれてはいるものの、ビジネスチャンスや希望といったイメージは、まだそこまで浸透していないようです。

これまで目にしてきた戦争、あって当然のものとみなしている貧困、愛想を尽かしたくなるような政府などの側面からアフリカについて考えると、核心を見失ってしまう。

そう語るのは、ナイジェリア系アメリカ人2世で全米で注目されるジャーナリストのダヨ・オロパデ氏。

アフリカ各国の人々への豊富なインタビューと知見をもとに、新しいアフリカの見方を提示する彼女の主張は、「人口が多い」、「若者が多い」、「ブルーオーシャン」といった、これまでのアフリカのチャンスの話とも、また少し違います。

世界144ヶ国で愛用されているのに、89%の日本人は知らない?

たとえば、彼女が紹介するのは、「失敗国家」と呼ばれるソマリア発の金融サービス企業、ダハブシール。

先程と同じアンケートでは、89%の方が名前も聞いたことがないという回答でしたが、ソマリアのような他の金融機関が機能していない土地にも送金できるサービスとして、アフリカからの移民たちをはじめ、世界144ヶ国で愛用されています。

そして、ダハブシールの成功に目をこらすと、人々の生活と密接に関わる圧倒的なニーズに応えるビジネスの力、世界にも広がる強固な人的ネットワークといった、「アフリカにある希望」を構成する要素が見えてくるのです。

「アフリカにある希望」とは?

そんなまだあまり認識されていない「アフリカにある希望」を紹介しているのが、ダヨ氏の著書『アフリカ 希望の大陸』です。
IT、金融サービス、農業病院、教育など、事例の分野と規模はさまざま。

アフリカの政府はなぜうまくいかないのか、
いわゆる先進国のビジネスや援助がいかに希望を見逃してきたか……
といったアフリカでビジネスやプロジェクトをするうえで、気になるポイントも語られています。

「アフリカにある希望」って、なんだろう?
そんな疑問を持った方は、ぜひご一読ください。

【目次】
第1章 方向感覚――なぜアフリカの新しい地図が必要なのか
第2章 カンジュ――天才と犯罪者の間を歩く、アフリカ流生存戦略
第3章 しくじり国家――アフリカの政府はなぜうまくいかないのか
第4章 ほしくないもの――アフリカにとってのありがた迷惑
第5章 家族の地図――アフリカ人は元祖ソーシャルネットワークに生きる
第6章 テクノロジーの地図――アフリカのデジタル革命に学ぶこと
第7章 商業の地図――商取引から見えるアフリカの明るい未来
第8章 自然の地図――アフリカの食糧と資源が世界を変える
第9章 若者の地図――走り出すアフリカの新世代
第10章 二つの公的機関――結局、誰に責任がある?