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英治出版オリジナルブックフェアを開催中。フェア対象書籍をご購入いただいた方(先着10名)に、「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ」をプレゼント!

みなさんご存じのように、書店ではよくブックフェアが開催されます。店員さんが企画したフェア、作家や著名人が選書したフェア。見かけるとつい足をとめる人も多いのでは? そんなブックフェアの魅力のひとつは、思いがけない本との出会い、いわばセレンディピティ(幸運な偶然)が起こることかもしれません。

 

英治出版もしばしば書店のブックフェアに関わっています。ソーシャルデザイン関連書フェア、春のフレッシャーズ向けのフェア、国際ガールズ・デー(10月11日)にちなんだフェア。ただ、「書店以外」でのフェアはあまりしてきませんでした。英治出版にはイベントスペースEIJI PRESS Labがあり、壁一面の大きな本棚があるのに。

 

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↑毎春、ブックファースト新宿店さんで開催している
フレッシャーズ向けブックフェア

 

そこで、毎月テーマを決めて、EIJI PRESS Labと英治出版オンラインストアで英治出版オリジナルブックフェアを開催することにしました。最近の新刊も過去に出版した本もごちゃまぜに選書。予想外の発見(セレンディピティ)があるかも?

 

2月といえば、バレンタインデー。筆者が毎年思い出すのは、小学生のころに手作りしたチョコレートのこと。担任の先生にあげるつもりでつくりました。プレゼントだから、きれいな包装紙に包んで渡す。そんな発想があってもよかったはず。ですが私は、アルミホイルに包んだチョコレートをプレゼントしてしまいました・・・。

 

余談はさておき、今月は『チョコレートの真実』を起点に、全部で6冊を選びました。

チョコレートの真実

フェアトレードのおかしな真実
――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た』

Because I am a Girl
――わたしは女の子だから』

ハーフ・ザ・スカイ
――彼女たちが世界の希望に変わるまで』

ブルー・セーター
――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語』

世界で生きる力
――自分を本当にグローバル化する4つのステップ』

Labのフェア用本棚もできあがっています。
Labにお越しの際は、ぜひ覗いてみてください。

英治出版オンラインストアのページはこちらです。

 

 

また、このブログではフェア対象書籍を1冊ずつ紹介していきます。
今回は『チョコレートの真実』です。

 

『チョコレートの真実』

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甘いチョコレートの裏側に隠された、カカオをめぐる過酷な児童労働の苦い真実にせまるノンフィクション。

カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない

世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも。

 

苦いチョコレートの歴史を紹介したブログ記事も、
ぜひご覧ください。
社内でもかなりの読書家であるスタッフが書きました。http://www.eijipress.co.jp/blog/2017/02/02/20534/

 

チョコレートの裏側に隠された児童労働のような、目には見えないことが他にもたくさんあると思います。野菜は、誰かが育て、収穫し、お店に運んでくれています。お肉も、他のいろんな商品も同じです。当たり前にそこに並んでいるように見えるモノの背景には、いろんな情報やストーリーがあることを思わされます。

 

見えない現実を覗くこと、
見えないけど想像し得るストーリーを描くこと。
ひとりひとりがはじめられる1歩かもしれません。

 

世界の子どもを児童労働から守る活動をしている、認定NPO法人ACE。彼らは「しあわせへのチョコレートプロジェクト」をおこなっています。チョコレートを食べる人と作る人、みんなが一緒にしあわせになれるように、児童労働のないチョコレートが当たり前に手に入る社会の実現を目指している活動です。プロジェクトで生まれた「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ」は、売上の一部がガーナのカカオ生産地の子どもたちを支援する寄付にもなるそう。てんとう虫チョコを購入してプレゼントする。ACE制作の映画『バレンタイン一揆』を観る。それぞれがしたい、できる方法で応援できるといいですよね。

 

 

また、英治出版オンラインストアで今月のフェア対象書籍をご購入いただいた方(先着10名)に、書籍と一緒にてんとう虫チョコをお送りします。この機会が見えない現実を覗く、見えないけど想像し得るストーリーを描くきっかけになれば嬉しいです。

 

次回は「フェアトレード」の内側を伝える本をご紹介します。

米倉誠一郎先生に『エクセレント・カンパニー』への推薦コメントをいただきました!

皆さん、『エクセレント・カンパニー』という本をご存知でしょうか。

世界的なコンサルティング会社マッキンゼーのコンサルタント、トム・ピーターズとロバート・ウォータマンが「優れた企業の本質とは何か」という普遍的でかつ困難な問いに挑んだ、ビジネス書の名著です。

1983年に講談社から出版され、その後絶版となっていたため、2003年に英治出版から復刊しました。復刊から10数年経過しましたが、着実に売れ続けているロングセラーです。

この文章を書いている私(平野)は、2016年7月に英治出版に入社した新入社員です。残念ながら入社までこの本の存在は知りませんでしたが、社内で手に取ってみたところ、これが面白かったのです。

もっと多くの人に読んでもらいたいなと思っていた矢先に、米倉誠一郎先生がこの本に多大な影響を受けたということを、偶然知りました。

米倉先生は一橋大学イノベーション研究センターの教授をされている経営学者。経営史というアカデミックな知見をもとに、これからの日本がどの方向に進むべきかについて様々な提言をされています。また、研究にとどまらず、ひとりひとりの小さな変革が日本を変えていくという観点から、多くのイノベーターの背中を押すような活動もされています。

多分野で活躍されている米倉先生に推薦のコメントをいただければ、さらに多くの人にこの本を届けることができるのではないか。そう考えて、推薦を依頼しました。

メールを送り、緊張しながら返信を待ちました。すると、30分経たないうちに返信があり(!)、ご快諾。

そして後日、推薦のコメントが届きました。とても力強いコメント。

出来上がった新しい帯がこれです!

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直接お礼を言いたくて、出来上がった帯付きの本をお届けに。お会いするのは初めて。とても緊張しましたが、気さくに迎え入れてくださり、緊張もほぐれました。話をしていると、こちらの体温がグッと上がるような感覚があり、こうやって多くの人を鼓舞されてきたんだろうなと先生のファンの一人として感激しました。

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米倉先生と『エクセレント・カンパニー』との出会いは1980年代中頃のこと。「アメリカにいるときに読んだんじゃないかなぁ」とおっしゃっていました。そのときの衝撃はすごかったらしく、今までに読んだ本の中で最も影響を受けた本の一つだそうです。

そして、こんな言葉をいただきました。

ずっと支えにしてきたこの本に推薦コメントを寄せることができてとても嬉しい。本当にありがとう。

こちらから推薦のお願いをしたにもかかわらず、このようなお言葉をいただき、本当にありがたい限りです。米倉先生に推薦をお願いして本当に良かった。

本書の魅力についてお話をさせていただく中で、米倉先生がおっしゃった印象的なことばをひとつご紹介しましょう。

この本の中でエクセレント・カンパニーとして取り上げられている会社のいくつかが、もうダメになってしまっているのが、またいいんだよな。

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普通はマイナスになってしまいかねないこの要素に対して、米倉先生は「本質はそこにはない」と考えていらっしゃるようです。

さて、米倉先生のこの言葉の真意とは。そして、この本の本質はいったいどこにあるのでしょう。

関心を持たれた方は、是非、この本を手に取ってみてください。それぞれの観点からこの本を読んでみていただければ、きっと、何らかの気づきを得ることができるはずです。

『エクセレント・カンパニー』

1/17発売の新刊『ひとりの力を信じよう』著者 立花貴さんが、関西の書店を訪問されました!

先日発売されたばかりの新刊、『ひとりの力を信じよう』――「今あるもの」で人と地域の未来をつくる――の著者 立花貴さんと私、英治出版の田中が、関西の書店さんにお邪魔してまいりました!

頭ではなく、心で感じるものにしたがって動く――。

東日本大震災の発災後、考えることをやめて震災地へ入り、今では地域活性化の取り組みの最先端を走り続けている立花さん。そんな立花さんのもとには、自分たちの地域や学校、団体でもその学びを得ようと、連日訪ねてくる人が後を絶たないとのこと。

「目の前のひとりから」動かし続けてこられた立花さん。新しい地域づくりとゼロからの変化の起こし方のヒントが、本書にはたっぷりと詰まっています。

そんな立花さんの熱いメッセージをお届けに、まわった店舗は、大阪梅田・神戸三宮の6店舗の書店さん。順にご紹介していきましょう。

 

ジュンク堂書店 大阪本店さん

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2階と3階の新刊話題書棚と地域政策の棚の、3か所で展開くださっています。

対応くださったのは、社会担当の仲川さん。仲川さんは、「阪神・淡路大震災を経験した私にとって今日という日は毎年、少し心に重いものを感じてしまう日だったのですが、そういう日に立花さんにお会いでき、今年は明るい気分で迎えられました。ご縁を感じますし、本当にとても嬉しいです!応援しています!」と大変感激されていました。立花さんもとても嬉しそうでいらっしゃいました。本が繋ぐ縁というものは本当に素晴らしいですね。

 

MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店さん

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MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店さんでは、新刊話題書と地方自治の棚に展開くださっています。ご対応くださったのは社会担当の藤井副店長。通勤の電車の中で本書を読んでくださっていた藤井さん。「背中を押されるような一冊ですね!」と太鼓判を押してくださいました。ありがとうございます!

 

紀伊國屋書店 梅田本店さん

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紀伊國屋書店 梅田本店さんでは、起業の棚と地方自治の棚に展開くださっています。ご対応くださったのは、社会担当の吉元さん。「梅田本店では、地方自治の棚は決して大きくはないのですが、しっかり動く棚でもあります。届けたい読者にお届けできると思います!」とのこと。立花さんも、まさにこの本を置いていただきたい棚ですね、とお墨付きをいただきました。

 

梅田 蔦屋書店さん

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梅田蔦屋書店では、起業の棚で展開いただいています。ご案内くださったのは、ワークスタイルコンセルジュ竹岡さん。竹岡さんには、イベントできるラウンジもご案内くださり、また関西でも立花さんのお話を伺える機会をつくりたいな、と密かに考えています。

 

ジュンク堂書店 三宮店さん

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ジュンク堂書店三宮店さんでは、2階と5階の新刊話題書棚とNPO関連の棚の3か所で展開くださっています。ご対応くださったのは社会担当の松崎さん。ちょうど、「震災22年継承 震災の消えた傷跡と神戸の壁遺構達 写真展」を5階のギャラリーで展開されていました。「22年経った今でもこうした形で伝えていくことは大事ですね」と、立花さんもしみじみとお話しされていました。

 

ジュンク堂書店 三宮駅前店さん

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ジュンク堂書店三宮駅前店さんでは、地域政策の棚で展開くださいっています。

ご対応くださった社会担当の伊勢さんは、本書の新刊案内をしていた際に、「ぜひご本人にお会いしてみたいです!」とお話しされていました。立花さんの関西書店訪問が決まった際には一番にお知らせさせていただきました。一歩が踏み出せなくてもやもやしている時に、どうすればいいのかなど、立花さんの経験談などを踏まえ、たくさんお話を伺うことができました。

 

各書店のそれぞれの担当者さんから、立花さんを応援くださる思いがひしひし伝わるような、とても良い時間でした。

また、本書の発売日は、22年前、奇しくも阪神・淡路大震災がおこった1月17日。

関西でもこの大きな震災を体験し、だからこそ余計に、胸に響く強いメッセージとして受け取ることができるのではないでしょうか。

 

立花さんには、書店に来ていただいた読者のみなさんへ、こんなメッセージをいただきました。

本当はやりたいことに
一歩踏み出せない・・・
このさきやっていいのか・・・
と感じている貴方!
ぜひ手に取ってみて下さい!
私が感じた人の熱量が伝わり、
きっと貴方の中で
何かが動き始めます!!

2017年1月吉日
立花 貴

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「この本が、少しでもみなさんの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。」

決して強引ではなく、暖かく優しい雰囲気をお持ちの立花さん。奥に秘めた立花さんのパワーが、この本を通じて、じんじん伝わってくるようです。

ぜひ、書店店頭で立花さんのメッセージをご覧ください!!

お忙しい中対応していただいた各書店のご担当者様、立花さん、ありがとうございました。

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一人で深く突き詰めたものが、だれかとつながる瞬間【『夢とスランプを乗りこなせ』著者ベンさん、メビック扇町へ(後編)】

『夢とスランプを乗りこなせ―ぼくがクリエイターとして生きていく方法』の著者でイラストレーターのベン・タロンさん。初来日で、メビック扇町さんを訪れました。
レポート後半では、メビック扇町のクリエイティブメンターでグラフィックデザイナーの清水柾行さんから伺ったわたしのマチオモイ帖のお話をお届けします。

自分の中の「町への思い」と向き合うこと


マチオモイ帖
とは、日本各地のクリエイターが、大切なふるさとの町、学生時代を過ごした町や今暮らす町など、それぞれのおもいが詰まった町を、自分だけの目線で切り取り、手の中に入るぐらいの冊子や映像にして、展覧会などで届けるプロジェクト。「町」をおもう「帖面」の略で、2011年の震災の年に生まれました。

マチオモイ帖の特徴は、それぞれのクリエイターが、「誰かのために」というより、自分のために、自分が感じる町への思いと向き合って表現することだといいます。

面白いのが、全然違う地域について、全然違う人がつくったマチオモイ帖なのに、なぜか同じことを表現していたりすることが、けっこうあるんだよね。

と清水さん。
ベンさんは、この言葉にはっとしたよう。

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自分の思いをぐっと引き出すと、
つながるものがある

実はベンさん、『夢とスランプを乗りこなせ』の執筆には、3年かかったといいます。

ぼくの個人的なストーリーが、人にどう響くんだろう?
というのが、ずっと気になっていました。
でも、自分の内面と向き合って、心から感じたこと、正直な経験をなんとか書いていったんです。

そうして、本を出してみたら、びっくりするほど、ぼくと同じ悩みや情熱を持っていたというクリエイターやフリーランサーがいました。

ベンさんの本をプロデュースするなかで、原書の読者の感想をチェックしていて、何度も目にしたのが、”I like Ben’s honest story” “I was encouraged by his honest story”というように、honest story(正直なストーリー)に後押しされたという人たちの言葉です。

その”honest”という言葉がなにを意味するのか、私はこのやりとりを聞いて、あらためて理解した気がします。
ただ赤裸々というわけではなくて、自分ととことん向き合って、その中身をぐっと引き出して、表現し、誰かに見せること。

本当の思いが表現されていると、全然違う場所や人でもつながる

マチオモイ帖とベンさんの本の間にある共通性に、クリエイターやアーティストと呼ばれる人がやっていることの本質を見た気がしました。

全国のマチオモイ帖 展示中

こちらのマチオモイ帖、現在メビック扇町さんで展示されています。

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メビック扇町さんに伺ったのは展示会がはじまる前だったので、私たちは過去のものを見せていただいたのですが、それぞれの個性や込められた思いにぐっとひきこまれました!

my home town わたしのマチオモイ帖 -おもいを届ける冬-

2016年12月9日(金)~2017年1月29日(日)
平日:11:00~21:00 土日祝:11:00~19:00
年末年始の休み:12月26日(月)~1月5日(木)
会場:メビック扇町
入場料:無料

 

ちなみに、本当に偶然なのですが、ベンさんが英治出版へのプレゼントとして持ってきてくださったのは、ベンさんの故郷の町の風景の絵でした……!

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孤立するクリエイターたちをつなぐには?【『夢とスランプを乗りこなせ』著者ベンさん、メビック扇町へ(前編)】

『夢とスランプを乗りこなせ―ぼくがクリエイターとして生きていく方法』の著者でイラストレーターのベン・タロンさんとパートナーでグラフィックデザイナーのローラさん。

今回初来日で、各地をまわったお二人ですが、大阪ではクリエイター支援施設のメビック扇町さんに訪問し、所長でチーフコーディネーターの堂野智史さん、クリエイティブメンターでグラフィックデザイナーの清水柾行さんにお話を伺いました。

10年以上大阪のクリエイターをつないできたメビック扇町さんのお話に、「とてもインスパイアされた!」と言っていたベンさん。
その模様を前編・後編に分けて、本書の編集を担当した私、安村がお届けします!

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孤立するクリエイターをひっぱりだすには?

いまや大阪で活動するクリエイターの一大コミュニティとなっているメビック扇町さんですが、設立当初の課題は、孤立して活動するクリエイターたちをひっぱりだし、互いにつながりをつくることでした。

堂野さんがメビックに着任した当初、大阪にいたクリエイターの多くは、それぞれが自分の事務所にこもって仕事をしていて、お互いがつながることに、積極的でなかったといいます。
(これには、スランプで滅入っていた時期、家にこもって一人髭剃りを趣味にしていたこともあるベンさん、大きくうなずいていました)

彼らに、単に「コミュニティをつくるから、お会いできませんか」と言っても、断られてしまう…
そこで、堂野さんたちがとった作戦は、クリエイターたちの情報を集めたウェブサイトをつくって、「サイトに情報を載せませんか?」と声をかけてまわること。
自分の仕事のアピールになるということで、これには「ぜひ!」というクリエイターが徐々に増えていきました。

そして、OKをもらったら、単にデータを送ってもらうのではなく、「掲載情報のご相談をしに、一度会いに行きますよ」と言って、一人ひとりに実際に会いに行くきっかけにしたのです。

こうしてクリエイターたちとの顔の見える関係が築かれていきました。
いまやこのクリエイティブクラスターへの登録数は、1195社! 国内最大級の情報量という結果まで、ついてきたのです。

クリエイターを呼べるのは、クリエイター

こうして生まれた、大阪のクリエイターたちのコミュニティ。
これを拡大する役割を果たしているのが、クリエイターや企業の事務所を訪問し、仕事の内容やこだわり等について情報交換をする「クリエイティブコーディネーター」です。

鍵はコーディネーター自身も、現役クリエイターであることなんですわ。
クリエイターでない人が「いいコミュニティやイベントがありますよ」と言ってもなかなかインパクトがないけど、同じクリエイターに「あそこ行くとええよ」と言われると、「それなら行ってみようかな」となるんです。

と堂野さん。
現役クリエイターとして、本やイベントで経験や情報をシェアしているベンさんも、このコーディネーターの仕組みには「amazing!」と言っていました。
(そして、日々「どうすれば本を届けることができるだろう?」と試行錯誤中の英治出版の私も、とても感銘をうけました)

大阪人とマンチェスタリアン

メビック扇町さんにクリエイターが集まるもう一つの理由は、企業とクリエイターをマッチングするイベントを頻繁に行っていること。

そこから新しいコラボレ商品やプロジェクトが、数多く生まれているそうです。

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(↑コラボレーションは、毎年冊子にまとめられています)

現在は首都ロンドンで活動しているベンさん。
実は、ちょうど元々活動していたマンチェスターに拠点を戻そうとしているところでした。

政府の方針や地価の上昇で、ロンドンのクリエイタースペースは、どんどん辺鄙なところに追いやられていて、マンチェスターに戻るつもりではいたんです。
でも、やっぱりロンドンと比べると、マンチェスターに仕事は少ないし、クリエイターのつながりも薄い……どうしたものかとは思っていたところでした。
メビック扇町さんの取り組みは、本当にインスパイアリングで、マンチェスターに戻ったら、ぜひやっていきたいと思います!

ここで、堂野さんから、首都・東京とは一味違う「大阪人」魂があるのだと説明があると、ベンさんからもマンチェスターにもロンドンにちょっとした対抗心を燃やす「マンチェスタリアン」魂があるというお話が!

We are 大阪人 & マンチェスタリアン や~

と意気投合されていました。

そして、このあとは、メビック扇町さんが行っているマチオモイ帖というプロジェクトについてのお話を聞くと、ここにもベンさんとの共通点が。
こちらについては、レポート後半でお届けします!

 

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(↑大阪を満喫するベンさんとローラさん)