ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語
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レビュー
読者の皆様からのコメントをご紹介します。

ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク) 政策プロジェクト部プログラムオフィサー 宮本文子様

2008年2月に私が勤務するジャパン・ソサエティーが、著者のジャクリーンさんを東京で行われた会議に招聘したときに、彼女と数日間にわたり共に行動をする機会がありました。時差ぼけをものともせず分刻みのスケジュールをこなすジャクリーンさんはエネルギッシュで、快活で、一緒にいるだけで力が湧いてくるような人でした。そのときに著作のタイトルともなっている青いセーターの話を聞きました。そして私には、ジャクリーンさんが偶然の出来事を通じで感じとった世界観が今でもとても印象に残っています。――私たちがどんな行動をするのか、あるいはしないかによってによって世界中の人々が影響を受けるということ。――

ジャクリーンさんは、行動をする人の道を選び、今もその道を歩き続けています。東京滞在中にジャクリーンさんは若手社会起業家のグループと会う機会があり、彼女は出席者に「夢な何ですか?」と聞きました。そのときに「夢は口にだして言った方がいいのよ。口に出した方が、現実になる可能性が高いから。」と言っていたのを思い出します。世界の貧困問題の解決という夢を実現させるために生きるジャクリーンさんが今まで歩んできた道、そして彼女が立ち上げた団体アキュメン・ファンドの活動について知るにも『ブルー・セーター』をお薦めします。ジャクリーンさんの情熱と愛情、そして不屈の意志が伝わってきます。


三省堂書店札幌店 荒井真実様

著者であるジャクリーンの体験談を通して語られる、はじめの一歩を踏み出す勇気、絡み合う問題や人の心を解きほぐそうとする真摯な姿勢、よりよい明日のために考え行動する様子は、多くの人の実生活の糧となることは間違いない。

ただ、タイトルの『ブルー・セーター』に思いをはせた時、「我々は繋がった世界に生きている」ということを気づかせ、自問させることこそが本書の目的ではないかと思う。この世界をじわじわとそして大きく変えるために出された本、そう感じた一冊である。


HASUNA Co.,Ltd. 代表取締役 白木夏子様

彼女の志とアクションにいつも一貫しているのは、豊かな母性愛だと感じました。母性愛は地球を救う。現代社会で頑張る女性に、読んでいただきたい一冊。


Living in Peace 慎泰俊様

入行して3年でチェース・マンハッタン銀行を退職した著者は、アフリカでのマイクロファイナンス事業に着手し、厳しい洗礼を受けます。アフリカのリーダーたちは北側諸国が自分たちのことを何も知らずに、単に人とお金ばかり送ってくることに憤る。援助に慣れた住民たちは、“どうせ時間がたてばこの人たちは帰るのだから、お金を返さない方が得だ”と思い、借りたお金を返そうとしない。ともに働いていた仲間が殺されたり、不正に手を染めたりする。盗みは日常茶飯事で、時には警備員も買収される。

これら著者の経験は、開発途上国で何か事業をすることの大変さと、開発途上国で成果をあげるために必要な二つのこと――コミットメントを示すことと相手の動機構造を理解すること――を教えてくれます。

本書でもっとも鮮烈なものの一つは、虐殺のあったルワンダについての記述です。著者は次のように説きます。

「もしルワンダ人の大半が、自分の努力で生活を変えることができ、子供を学校に通わせたり、子供の健康を守ったり、将来の計画を立てたりするだけの収入を得ることができると考えていたら、道徳的に腐敗した政治家達が、ジェノサイドを誘発するほど深く、人々の心に恐怖を吹き込むのはずっとむずかしかっただろう」

ルワンダは、戦前のドイツにも、30年前のカンボジアにも置き換えられると思います。力を持つ側が持たない側を基本的な機会から排除することを正当化する社会では、いつか大きな問題が生じる。いくつかの先進国の現状をみると、背筋の凍る思いがします。

本書のタイトル、『ブルー・セーター』は、著者が中古品店に売った青いセーターをアフリカで見つけたエピソードから。世の中は色々なところでつながっていて、誰かの貧しさをなくすことは、他人のためだけではなく、自分たちのためでもあると、改めて教えてくれる本です。


NPO法人・テーブル・フォー・ツー代表 小暮真久様

僕はこの本を英語版で読んでいます。ニューヨークの書店で購入し、感動・感激のストーリーに一気に読んでしまいました。読みながら感動のあまり何回も鳥肌が立ったことをよく覚えています。

僕は今、テーブル・フォー・ツー(TFT)というNPOの事務局長をしています。アキュメン・ファンドとジャクリーンさんについてはTFTを立ち上げる前から興味がありました。日本のメーカー・住友化学の抗マラリア蚊帳の事業にアキュメンが投資をしていたことを知っていたためです。

その後、色々と情報を集めていく中で、アキュメンの投資への姿勢を知り、「これは日本にはない事業モデルだ!」と感銘を受けました。アキュメン創設者であるジャクリーンさんの人物像についてはこれまであまり情報がありませんでしたが、この本と数々の劇的なエピソードから、彼女がどのようにして今の仕事・人生に辿り着いたのかを知ることができます。社会事業に少しでも興味のある方には、絶対にお薦めしたい一冊です。


井上有紀様(2010.01.12)

「ただ黙って現状を受け入れたことは一度もないの」

衝撃を受けた。貧困問題を解決し、世界を変える可能性を持つ事業に「投資をする」アキュメンファンド。創設者、ジャクリーン・ノヴォグラッツがこれまで見てきた、世界各国の貧困。チャリティーだけでも、ビジネスだけでもない、新たな投資のしくみを作ってきた彼女のこれまでの人生。『ブルー・セーター』という小説のようなタイトルからは、想像以上のリアリティだった。

一人で道を歩くことさえ、緊張が走る状況の中(日本にいるとどうも鈍くなる)、数々起こる事態の衝撃も、悔しさも、全部糧にして前に進んできたジャクリーンの強さを、実感せずにはいられない。

しかし、この本は、ただの偉人伝ではない。ましてや、どこか遠くの国の感動ストーリーでもない。

「外見は鳥のように、内面は虎のように。」 頭も体も、心も、すべての部分を使って、一歩ずつ、そして忍耐強く続けて行くことを教えてくれたジャクリーン。私たちは、彼女から「あなたはどうなの?」と問いかけられる。大きなビジョンを描くだけでも、小さな積み重ねだけでも、実現しない世界の変化。現状に安住せず、しつこく続けるエネルギーを私たちは持ち続けられるか?

社会起業や、BOP、開発援助に携わっている人、これから何かしたい人、こうした分野に興味のなかった人にとっても、新しい世界をつくる大切な要素が、この本にはぎっしり詰まっているように思う。

「世界を変える」という意味。

「投資」と「尊厳」の関係。

「加担する」か、「傍観する」かという選択の意味。

ジャクリーンがこれまでの成功も失敗も共有してくれた分、私たちはジャクリーンのかけた年月よりも、前倒しで世界を変える方法にたどり着けるはずだ。

今度は私たちが「先輩の成し遂げたことをスタート台にして、走り出すときがきたのだ」。

自分の現在の仕事が、誰の何のためなのか。手法やものの見方で変えるべき点がないのか、立ち止まらず、動きながら考えたい。


笹野ゆかり様(2010.01.05)

久々に、ググッと内容に引き込まれる本でした。ストーリー展開が佳境に次ぐ佳境で(物語ではなく実際の人生なのですが)、途中で本を置くことができずに一気に読んでしまいました。

なぜあんなにも困難続きの中で事業を継続させるだけのモチベーションを維持できるのだろうか、なぜあんなにも精神的・肉体的にタフで居られ続けるのだろうか、なぜあんなにも失敗を繰り返しても、目の前の課題から逃げずにいられるのだろうか、どう自分の人生における優先順位を位置づければ、あれだけプライベートを犠牲にしても明るく前向きに問題に取り組み続けられるのだろうか、と色々な「問い」が頭に思い浮かびました。

自分も立場もレベルも違う中で、曲がりなりにも社会の課題解決に仕事を通じて関わろうとしていますが彼女と同じだけの覚悟があるとは到底言えません。 私とジャクリーンさんの人生における優先順位は恐らくかなり異なるのでしょうが、でも自分が出来ることをやるしかない、それから逃げてはいけない、ということを教えてもらったような気がします。


松鵜太佳良様(2010.01.04)

まだ誰も歩んだことのない、道なき道の開拓を試みるために、ファーストステップを踏み出すことに少しの不安を感じ、躊躇している人に読んで欲しい本。

愛着のあった「ブルーセーター」との10年越しの再会でストーリーの幕が開ける。そして、世界は実に複雑に絡み合いながらも、どれほど完全につながっているのかを再認識させてくれる。海を越えたアフリカ大陸でのブルーセーターとの再会を「偶然」だと思い、自分と少年との間にある「点」をつなげることをせず、その場を去っていればそこで終わっていたのかもしれない。私達の毎日にもそんな「偶然のような必然」が点在しているのだということ、そして「必然」だと受け止め、思いを新たにし、その気づきを行動力に変えたときに、世界がますますつながりあっていることを自分自身の身と心を通じて経験することになるのだろう。

善と悪が交錯する中で、誰の何が「正しい」のか判断が揺らいだ時も、現状から目を逸らさなかったこと、自分の掲げた理想の未来をあきらめなかったこと、耳を傾ける謙虚さを失わなかったことで、ノヴォグラッツ氏の今があり、アキュメンファンドの足跡がある。

そして、少し本から目を離して、世界中でこの「今」の瞬間を生きている67億人がいることを認識し、その環境について思いをめぐらせた。私達の耳には届かないところで、日々前進し、すばらしい活躍をしている今は無名のたくさんの活動家や起業家達も、きっと著者と同様に「やめないこと」を日々継続しているのだろうと思う。

始めるときはたった一人。立ち上がるときもたった一人。本気の志と行動には、必ず孤独の闘いがついてくることが、行間からもひしひしと伝わってきた。壁にぶち当たることで初めて「自分自身をもっと知り、自分の限界を知り、お情けの慈善屋ではなく、何かを提供し、何かを得る人間だと示すこと。同情は役に立たない。」(第2章より)ということ、そして「私たちは、言葉や意図ではなく、行動によって自分が誰かを世界に示す」(第5章より)という言葉が印象的だった。

言っている事とやっていることに隙間を生まないことが感動を誘うのではなく、その「言」と「動」の隙間を自分が生み出さないために、挑戦してくる人達に向かってそれを身をもって証明するために、もがき苦しみ、戸惑い、考えながら動き続け、必ずしも器用でないが進み続ける人間の姿に感銘するのだろうと思うし、この本の伝えたいメッセージはそんな著者の姿勢だと思う。人は誰しも完璧ではない。悪魔も天使も混在している貧困の現場において、両極の現実に加担する人達の間を綱渡りする中で、著者の感情が揺さぶられる様子がうまく描かれている。その中で、次々と迫り来るチャレンジに自身の軸を奪われないよう苦しみながら、しかし希望を捨てず、前進する強さが深い共感と感動を呼ぶのだろうと思う。


SVP東京 寺井暁子様(2010.01.04)

「出発に備えもっているものをほとんど手放した。ギターと箱いっぱいの詩集はとっておいた。どちらも世界を救うには必要不可欠だと思っていたからだ。」

詩的な表現の詰まった本書からはジャックリーンの世界観が伝わってくる。世界が美しい、人が美しいと感じて走る日々が、自身の挫折やジェノサイドの悲劇に直面しても、音を上げることなく偉業を成し遂げ続ける彼女の根底にあることが分かる。

ジャクリーン・ノヴォグラッツはプロとしての強さ、しなやさ、謙虚さ、そして貧困解決の為に本当に必要な知見やアイディアを、挑戦と失敗を重ねることで体得している。そんな彼女の半生記は、きっとどんな仕事にも人生にもヒントをくれる。そしてこの本はまた、青いセーターと、彼女の運命が巡り合ったように、すべてのものがつながっていること―資源が、物品が、人生が見えないところで関連し、影響し合っていること、私達が皆地球市民の一人であることを素直に納得させてくれる。思慮深く、パワフルなメッセージの詰まった一冊だ。


東京財団・アライアンスフォーラム財団研究員 野宮あす美様(2010.01.04)

ブルー・セーターを読み、ひとりの人間が持つ力に心が震えました。大きな壁にぶつかり、前へ進めないと思ったとき、ジャックリーンさんの思い、そして心の中で芽生えた「どんなときも希望を持つ」という気持ちを思い出したいと思います。人々の声に耳を向けること。どんな状況におかれても、前に進むこと。何もかもなくなってしまったとき、希望だけは、自分が手放さなければ存在するということを感じました。ひとりひとりが一歩を踏み出し、自分の可能性を信じ、最後までやり抜く勇気を持つことで世界を変えていくことができる。まずはその一歩を進んでみたいと強く思う作品でした。


柴田亮様(2010.01.02)

ジャクリーンに学びたいのは、常に現場に飛び込み、その最前線で危機に瀕しながらも、問題の本質を見つめようとする姿勢だ。ただ現地に赴くだけでは十分ではない。多くの開発援助活動のNGO職員が欧米からアフリカにやってきていても決して彼らに染まらず、自らの問題意識で、貧困という現場に本当に必要なことは何かを問い続ける姿勢を持ち続けている。

社会起業家という言葉が普及し、いろいろなモデルが出てきた今、えてして我々はその表面的な部分だけを流行に乗って模倣しがちだ。しかし、アショカ財団の言うような大陸規模の社会起業家はそういう言葉に踊らされずに、強烈な原体験と強い信念を持って、社会システムを変革する為の本質的な問題追求を徹底する。この本がそれを教えてくれる。 また、例え、自分が社会起業家とは無縁と考えている人にとっても、職業人として働く中で、肩書きや収入だけでなく、自分の原体験や信念というものにどのように向かい合っていくかについて、一つの考え方を示してくれる。

また、この本は途上国の貧困を解決する為のアプローチについてとても示唆に富む。こうした人々を自律的な問題解決に向けるために彼女が見出したキーワードが“尊厳”である。援助では得られない、自らがビジネスをすることで得られる尊厳を彼らに取り戻させることの重要性を教えてくれる。

但し、この本を、ソーシャルファイナンス、社会起業家、BOP、開発援助のケーススタディや教科書として読むとなると、やや不十分な点もあるかもしれない。それはこの本が解説書ではなく、一人の女性の人生の記録だから仕方がない。是非、その他の専門書やアキュメンファンドのHPもご覧頂きたい。逆にそれらの背景を知った上でこの本を読むと、解説書やマニュアルでわからない物事の本質が見えてくる。

私は銀行員から金融機関向けのコンサルタントになり、今は彼女の提唱する“Patient Capitalism”と同じ思想を共有するコンサルティング業兼投資会社に在籍している(その会社の経営者が彼女のことを知っているかは不明だが)。私は2005年ごろにアキュメンファンドとエンデバーの存在を知り、非常に大きな衝撃を受けた。彼女たちから金融業のあり方を考えさせてもらったおかげで、リーマンショック前のバブル期にも浮かれることもせず、リーマンショック後の方向感の喪失後も自分の中で明確な指針を持つことが出来た。例え、社会起業やBOPに関心が無い人でも、金融の可能性に触れるという意味で、彼女の自伝が翻訳されたことは、非常に喜ばしいことである。


狩野剛様(2009.12.29)

アフリカというと飢餓と内戦と野生動物、そんなイメージがいまだに多いが、そんなアフリカ・ルワンダにアメリカでの職を捨てて乗り込み、文化の違いに悩み、利権に立ち向かい、女性グループの可能性を支援する著者の奮闘記。

さまざま変化が絶え間なく続くアフリカでの支援の難しさ。人の心や信念も立場によって変わってしまうやるせなさ。長い年月をかけて築いたものも無に帰る内戦・ジェノサイド。それでもアフリカを信じ、女性の可能性を信じ、支援を続ける著者の思いが伝わってくる書。

途上国での貧困層向けビジネス、アフリカへの支援、アフリカの可能性などに興味があれば、ぜひ一度読んでみて欲しいと感じる一冊。


紀伊國屋書店本町店 結城直子様(2009.12.10)

本書はとてもビジネス成功論とはいえない、失敗談ばかりの物語でした。

ジャクリーンは駆け出しの頃、情熱はめらめら燃えているけれどあまり柔軟さのない頑固者という感じで、異国に受け入れられない疎外感に悩んでいました。拠点が変わり周囲の人々が変わりなんとか社会起業家として成功していた時にルワンダでの大虐殺。同志の中の幹部は殺されたり投獄されたりして聞くのも耐えられないような体験が描かれていました。 しかし苦難を乗り越えるために何をするべきか、この本にたくさん詰まっています。例えば思いっきり泣いて反省する、おいしい食事をする、壁にペンキを思いっきり塗る。これらは、マイナスをプラスに変えるために必要なスイッチであり、そうやって何とか前向きに考えていく彼女の生き様には本当に勇気づけられます。

特に印象に残ったのは貧困女性たちのベーカリーを慈善事業から切り離しビジネスとして立ち上げた頃、皆でベーカリーの建物を青色にペイントしていくシーンでした。女性たちが踊りながら無邪気に自分たちまで青に染まって、そんな様はどんなひどいスラムでもその地に住む人々に希望を与えるものだったでしょう。

世界を救う大切さももちろん学びましたが、私はそれよりも社会起業家の彼女たちを身近に感じられたことが自分の生きていく上での糧になりました。皆、私がよく知っている可愛いらしさで溢れた愛すべき女性たちばかりなんだと思いました。勇気や努力で世界が変えられるなんて夢を見ているだけだと思いがちですが、それらをすべてまとめて大きなパワーにし世界を変えていった彼女たちの歩んできたこの物語は多くの人に勇気を与えると思います。

『ブルー・セーター』のご感想のコメントを募集しています。

海外での反響

「素晴らしい女性の手になる優れた本だ。大きな貢献と驚くべき経験、そして冒険の物語が心と頭に響いてくる。世界で何が起きているか知りたいなら、本書を薦めたい」
――ファリード・ザカリア(『アメリカ後の世界』著者、『ニューズウィーク』国際版編集長)

「ジャクリーンの著書と仕事には、物事を見るまったく新しい見方、変化をめざす素晴らしい糸口、そして何よりも、世界の変化を伝えようとする責任感がある。目を覚ましてその言葉に耳を傾けなくてはならない。大急ぎで!」
――セス・ゴーディン(『「紫の牛」を売れ!』著者)

「本書のどこを開いても、ジャクリーン・ノボグラッツの品位と強さが輝いている。出会った人たちについて語る彼女からは、人間の魂の気高さ、そして、苦しみに終止符をうち、飢えた人々に食べ物を与え、病気の人々の手当てをし、貧しい人々を力づけたい――つまり、世界をよりよい場所にしたい、という強い願いが伝わってくる。『青いセーター』は、実際的な理想家の手になる希望の書だ。この理想家は、よりよい世界を築くこととなれば、「ノー」という答えを認めない。ジャクリーンは、「人生の意味」という言葉に新たな命を吹き込んでくれた。一日一日を生ききる彼女は、私たちにも加わるように呼びかけている」
――ビル・ブラッドリー(元米上院議員)

「『青いセーター』は、勇気と好奇心、意欲、そして自信という大切なものをもって課題に取り組めば、一人の人間がどれほどの違いを生み出せるかを示し、世界中の人たちを触発するだろう。生まれた国を問わず、これは私たちみなの物語だ」
――メアリー・ロビンソン(元アイルランド大統領、リアライジング・ライツ代表)

「ジャクリーンはアメリカの宝! パイオニアとなったアキュメン・ファンドでの仕事は、寄付者と受給者に新しい世代を生み出すインパクトを与えている」
――セス・バークリー(国際エイズワクチン・イニシアティブ設立者・代表)

「個人の取り組みの価値と能力とグループによる行動をどちらも信じているなら、また、自分が経験する出来事によって人生が変わりうると信じているなら、本書を読むべきだ」
――ダニエル・トゥール(ユニセフ南アジア地域責任者)


『ブルー・セーター』と似たテーマの英治出版の本

『国をつくるという仕事』:貧困解消をめざして闘いつづけた23年間。元世界銀行副総裁・西水美恵子氏が、農村の貧民から将軍や国王に至るまで、「国づくり」の現場で出会ったリーダーたちの姿を情感込めて綴った回想記。

『世界を変えるデザイン』:世界の90%の人々の生活を大きく改善する「ものづくり」とは? 夢を追うデザイナーや建築家、エンジニアや起業家たちのアイデアと良心から生まれたデザイン・イノベーション実例集。

『グラミンフォンという奇跡』:アジア・アフリカにおける携帯電話事業の急速な広がりを、バングラデシュの「グラミンフォン」の事例を軸に描いたビジネス・ドキュメンタリー。BOPビジネスと経済開発のリアルな姿がわかる一冊。

『アフリカ 動きだす9億人市場』:いま急成長している巨大市場アフリカ。数々の問題の裏にビジネスチャンスがあり、各国の企業や投資家、起業家が続々とこの大陸に向かっている! 豊富なケーススタディからグローバル経済の明日が見えてくる。

『ネクスト・マーケット』:世界40億人の貧困層=ボトム・オブ・ザ・ピラミッド(BOP)が巨大市場になる! C・K・プラハラードが構想10年をかけ、骨太の理論と豊富なケーススタディで世界経済の未来を示したベストセラー。

『チョコレートの真実』:世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。カカオ生産現場で横行する児童労働の実態や、企業・政府の腐敗など、今なお続く「哀しみの歴史」を描いたノンフィクション。

『誰が世界を変えるのか』:すべては一人の一歩から始まる! 犯罪を激減させた“ボストンの奇跡”、HIV/AIDSとの闘い、共感教育、失業・貧困対策……それぞれの夢の軌跡から、コミュニティを、ビジネスを、世界を変える方法が見えてくる。

『いつか、すべての子供たちに』:21歳の女子大学生が始めた教育改革ムーブメント! 若者を貧困地域の学校に派遣し大きな成果を上げている巨大な非営利組織「ティーチ・フォー・アメリカ」。その立ち上げから拡大までを描いた、波乱万丈の青春ストーリー。

フージーズ 難民の少年サッカーチームと小さな町の物語

英治出版ウェブサイト

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