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日本を大切にする仕事――身のまわりから社会を変える10人の生きざま、働きざま

日本を大切にする仕事――身のまわりから社会を変える10人の生きざま、働きざま

  • ¥1,760
    単価 あたり 
税込

山岡淳一郎(著)

価格 1,760円(税込)
頁数 256頁
判型・製本 四六判 並製
発売日 2011/04/11
ISBN 9784862761040
発行 英治出版

内容紹介

いま、この国のために何ができるだろう。――私たちの社会のさまざまな問題に挑む、草の根「変革者」たちの物語。

――私たちの社会のさまざまな問題に挑む、草の根「変革者」たちの物語。医療、教育、貧困、育児、住居、地域・・・さまざまな分野で問題を抱えた私たちの国、日本。
この本は、そんな日本社会を良くするために奮闘する、草の根の変革者たちを描いた一冊です。
語られるのは、華々しい成功談ではなく、見過ごされがちな課題に挑んだ試行錯誤の物語。
理想に向かって一心に活動を続けるそれぞれの姿から、一生懸命に働くこと、誰かのために生きること、社会を、日本を愛するということの真実が見えてきます。

目次

1◆日本の友よ、金持ちより 「心持ち」をめざしませんか?
若い医療者が心の師と慕う スマナ・バルア(WHO医務官)

2◆誰でも行ける、誰でも暮らせる 村みたいな学校をつくりたかった。
教育環境プロデューサー 宮澤保夫(星槎グループ会長)

3◆総合職、育休第一号。自分が 味わった思いは後輩にさせたくなかった。
病児保育のパイオニア 上田理恵子(マザーネット代表)

4◆この国に生まれ、この会社で働いて よかったって思える証を残したい。
型破りなファンド創設者 清水学(ユニオン投信取締役)

5◆後に続く旅人のために まちづくりにかかわって自治をめざします。
シャッター街の復活請負人 古川康造(高松丸亀町商店街振興組合理事長)

6◆医師はどんどん地域に入っていくこと。 病院づくりは、まちづくりです。
病院経営を診るドクター 盛岡正博(長野県厚生農業協同組合連合会代表理事長)

7◆いいオトナを見つけなさい。 組織って、感謝と笑顔、手助けで変わります。
女性の起業メンター 奥谷京子(WWBジャパン代表)

8◆捨てられるものが再分配できれば、 死にかけていた食べ物が生き返ります。
日本型フードバンクの祖 チャールズ・E・マクジルトン(セカンドハーベスト・ジャパン理事長)

9◆ちょっと大げさですが、 緩和ケアで社会を変えたかった。
「寄り添う医療」を365日実践 小澤竹俊(めぐみ在宅クリニック院長)

10◆日本を考えるなら、「壊して、建てる」は 結局、高くつくことに気づこう。
再生建築に命を燃やす 青木茂(建築家)

著者

[著者]
山岡淳一郎(やまおか・じゅんいちろう)
1959年、愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「21世紀の公と私」を基本テーマに医療、建築、資源問題から政治、近現代史と分野を超えて旺盛に執筆。著書に『田中角栄 封じられた資源戦略』『後藤新平 日本の羅針盤となった男』『亀井静香 支持率0%の突破力』(以上、草思社)、『成金炎上 昭和恐慌は警告する』『マンション崩壊――あなたの街が廃墟になる日』(以上、日経BP社)、『狙われるマンション』(朝日新聞出版)、『命に値段がつく日――所得格差医療』(中公新書ラクレ・共著)、『医療のこと、もっと知ってほしい』(岩波ジュニア新書)ほか多数。