書籍情報

『Because I am a Girl』

Because I am a Girl

わたしは女の子だから

Because I am a Girl

著者 ティム・ブッチャー/グオ・シャオルー /ジョアン・ハリス /キャシー・レット /デボラ・モガー /マリー・フィリップス /アーヴィン・ウェルシュ
訳者 角田光代
四六判 上製 256ページ 本体1,600円+税 2012年11月発行
ISBN10: 4-86276-118-6 ISBN13: 978-4-86276-118-7
ジャンル ソーシャルイノベーション
キーワード
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角田光代が訳さずにはいられなかった――!
世界を代表する7人の作家が描いた 名もなき女の子たちの物語

「作家たちが(おそらく私と同様の思いで)描き出した、
幾人もの女の子たちの声を、
私は私たちの言葉で、届けなくてはならなかった。」
――角田光代

本書は、国際NGOプランが推進するBecause I am a Girlキャンペーンの主旨に賛同した作家が、それぞれ異なる国のプランの活動地を取材し、その体験をもとに執筆して生まれた書き下ろし短編集です。執筆陣には『トレイン・スポッティング』のアーヴィン・ウェルシュや『ショコラ』のジョアン・ハリスなど世界一流の作家が参加しています。

角田光代さん自身も、プラン・ジャパンより依頼をうけて2009年と2011年に西アフリカ・マリの女性性器切除の撲滅活動や、インドの人身売買シェルターの様子を取材。そのルポは『CREA』や『日経ウーマン』など各誌に掲載されました。その経緯から、角田さんは本書のコンセプトに共感して翻訳を決意し、このたび出版に至ることになりました。

本書の印税・売上の一部は国際NGOプランに寄付され、途上国の子どもたちを支援する活動に役立てられます。

■Because I am a Girlキャンペーンについて
Because I am a Girlは、国際NGOプラン(本部:イギリス)が展開するグローバルキャンペーン。女性であること、そして子どもであることへの二重の差別ゆえに、様々な困難に直面する途上国の女の子たちの問題を訴え、彼女たちが「生きていく力」を身に付け、途上国の貧困が削減されることを目指します。

Because I am a Girlキャンペーンサイト
http://www.plan-japan.org/girl

Because I am a Girl公式Facebookページ
http://www.facebook.com/Girl.PlanJapan.org


【以下、角田光代さんの「私も女(の子)だからこそ――まえがきにかえて」より一部抜粋】
この本は、私のように依頼を受けて開発途上国にいった、世界各国の作家たちによるアンソロジーである。小説を書いた人も、ルポルタージュを書いた人もいる。作品はそれぞれ異なるけれど、それぞれ訪れた国でだれしもが共通のショックを受けたことがわかる。私たちがそれぞれ暮らしているちいさな世界には、あり得ないことがそこでは次々と起こる。作家たちは傷つき、怒り、皮肉り、なんとか冷静になろうとしながら文章を書き綴っている。根底にあるのは、私が感じたのと同じ、痛烈な「なんとかしたい」である。

翻訳にかんして私はまったくの門外漢である。だから、この本を訳すなんて本当に無謀なことだとわかっていた。けれど、その依頼を引き受けないわけにはいかなかった。私はすでに、ここに登場する女の子たちを知っているのだ。知る、ということは、なんとかしたい、と思うことで、なんとかしたい、と思うことは、私のなかでは、かかわるということである。作家たちが(おそらく私と同様の思いで)描き出した、幾人もの女の子たちの声を、私は私たちの言葉で、届けなくてはならなかった。

わたしも女(の子)だからこそ――まえがきにかえて(角田光代)

はじめに(プラン・UK事務局長マリー・スタントン)

道の歌(ジョアン・ハリス)

彼女の夢(ティム・ブッチャー)

店を運ぶ女(ボラ・モガー)

卵巣ルーレット(キャシー・レット)

あるカンボジア人の歌(グオ・シャオルー)

チェンジ(マリー・フィリップス)

送金(アーヴィン・ウェルシュ)
[著者]
ティム・ブッチャー(Tim Butcher)
『デイリー・テレグラフ』紙の元海外特派員で現在はジャーナリストとしてノンフィクション作品やルポを執筆している。

グオ・シャオルー(Xiaolu Guo)
小説家、映画監督。ロカルノ映画祭金豹賞を受賞した『中国娘』やクレテイユ国際女性映画祭で最優秀フィクション賞を受賞した『How is Your Fish Today?』などの作品がある。

ジョアン・ハリス(Joanne Harris)
小説家。ホワイトブレッド賞最終候補作で後に映画化された『ショコラ』をはじめとして『ブラックベリー・ワイン』、『1/4のオレンジ5切れ』(以上、角川書店)などの著作多数。

キャシー・レット(Kathy Lette)
小説家、コラムニスト、脚本家。『渚のレッスン/ハイスクール・グラフィティー』(近代映画社)など著作多数。小説は14ヵ国語に翻訳され、2作は映画化もされている。

デボラ・モガー(Deborah Moggach)
小説家、脚本家。『チューリップ熱』(白水社)をはじめ著作多数。映画『プライドと偏見』では脚本を手がけ、BAFTA賞候補となった。

マリー・フィリップス(Marie Phillips)
人類学とドキュメンタリー制作を学んだのち、テレビ局の調査員、フリーの書籍販売人として働く。『お行儀の悪い神々』(早川書房)著者。

アーヴィン・ウェルシュ(Irvine Welsh)
小説家。映画化された『トレイン・スポッティング』は世界的ヒットを記録した。ほか多数の著作をもつ。

[訳者]
角田光代(Mitsuyo Kakuta)
1967年神奈川県生まれ。1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。その後『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など著作多数。近刊に『かなたの子』(泉鏡花文学賞)『曽根崎心中』『空の拳』など。

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