Book
静かなるイノベーション――私が世界の社会起業家たちに学んだこと

静かなるイノベーション――私が世界の社会起業家たちに学んだこと

  • ¥1,980
    単価 あたり 
税込

ビバリー・シュワルツ(著), 藤﨑香里(訳)

価格 1,980円(税込)
頁数
判型・製本 A5判 並製
発売日 2013/03/18
ISBN 9784862761477
発行 英治出版

内容紹介

世界最大の社会起業家ネットワーク「アショカ」初の公式本!

驚くべきアイデアで社会を変えるチェンジメーカーたちがいる!

「暗闇の対話」が障害者と社会をつなぐ。
アートの力で暴力を止める。
「最底辺の仕事」を誇り高いプロの職業に変える。
80カ国2,800人、アショカ・フェローたちの「世界を変える秘訣」が明らかに!

『学習する組織』 ピーター・センゲ
元米合衆国大統領 ビル・クリントン
『ハフィントン・ポスト』編集長 アリアナ・ハフィントン
などが寄稿!


アショカ(Ashoka)について

世界最大の社会起業家ネットワーク、および社会変革を推進するシンクタンク。1981年より2012年までに世界80カ国以上で選出された約2,800人の社会起業家を「アショカ・フェロー」として認定し、生活費の援助、法律・マーケティングなどの専門的サービスの提供、他のアショカ・フェローとの連携などの支援をおこなっている。アショカ・フェローたちのアイデアは、世界中で政策に採用されたり、国境を越えて活動を拡大させたりするなど、あらゆる分野で社会変革を実現している。

「Everyone A Changemaker(誰もがチェンジメーカー) 」という標語が示すように、フェローとアショカ運営スタッフは彼ら自身だけでなく、周囲の人もチェンジメーカーとなるべく尽力している。さらにteam of teams(チーム・オブ・チームズ)、つまりイノベーターたちがチームを組み、そのチームがさらに他のチームと協働することによって、巨大なインパクトを生むというスキームを提唱し、実行している。

アショカ・ジャパンは、アショカの東アジア最初の拠点として、2011年に発足した。
アショカ公式サイト
アショカ・ジャパン公式サイト

無料のスマホアプリ「アイコニット」で本書の試し読み版やインタビュー動画をゲット!

500万ダウンロードを突破した話題のQR・バーコード読み取りアプリ「アイコニット」を使って、右のQRコードを読み取ると、『静かなるイノベーション』の試し読み版・アショカ代表ビル・ドレイトン氏のインタビュー動画・関連書籍など、さまざまな情報をご覧いただけます!

「アイコニット」アプリダウンロードはこちらから

目次

1 時代遅れの考え方をつくりかえる(民衆に電力を!―ウアズラ・スラーデク(ドイツ) 人々が所有する電力会社
「教え方」を教える―アリータ・マーゴリス(アメリカ) 教員の仕事を根本的に変える ほか)
2 市場の力学を変える(さあ、商売をはじめよう―グレッグ・ヴァン・カーク(グアテマラ) 農村への物流革命をもたらす小規模委託販売モデル
アフリカ農業に革新を―エイドリアン・マッケビ(ケニア) 携帯電話が農家を変える ほか)
3 市場の力で社会的価値をつくる(ごみの山を宝の山に―アルビナ・ルイス(ペルー) 新しい仕事をつくり、まちを美しくする
進化した資本主義モデル―ポール・ライス(アメリカ) 世界中の農家にチャンスを与えるフェアトレード ほか)
4 完全な市民権を追求する(経済的自由と子どもたち―ジェルー・ビリモリア(インド) ビジネススキルを教えて路上生活から脱出させる
「私たち」と「あの人たち」の壁を乗り越える―アンドレアス・ハイネッケ(ドイツ) 異なる能力を持つ人々と対話するエンターテイメント ほか)
5 共感力を育む(赤ちゃんを通じて自分と他者の気持ちを学ぶ―メアリー・ゴードン(カナダ) 感情リテラシーを高めるルーツ・オブ・エンパシー
宗教の壁を越えるリーダーシップ―イブー・パテル(アメリカ) 学生の力で協力の輪を広げる ほか)

著者

[著者]
ビバリー・シュワルツ(Beverly Schwartz)
アショカのグローバル・マーケティング部門を統括するヴァイスプレジデント。また、行動科学者およびソーシャルマーケティングの専門家でもある。特に保健医療や教育などの分野で、政策提言をはじめ、民間、公共、市民セクターのための大規模マーケティングやコミュニケーションのマネジメントを通じ、社会変革を生み出してきた実績を持つ。これまで携わったキャンペーンは全米を舞台に禁煙、ジェンダー、エイズなど多岐にわたり、大きな成果を収めている。

[訳者]
藤崎香里(ふじさき・かおり)
アメリカン大学国際関係学部(アメリカ・ワシントンDC)において、国際政治経済を専攻。国際協力NGOや民間国際交流教育団体等への勤務経験を通じ、開発途上国における貧困削減や国際社会で活躍できる青少年の育成に関心を持つ。