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すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力

すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力

  • ¥2,750
    単価 あたり 
税込

トム・ニクソン(著), 山田裕嗣(監訳), 青野英明(監訳), 嘉村賢州(監訳)

価格 2,750円(税込)
頁数 400頁
判型・製本 四六判 並製
発売日 2022/10/24
ISBN 9784862763327
発行 英治出版

内容紹介

「ソース(創造の源)は誰か?」に目を向ければ
チームが息を吹き返す

トップダウン×ボトムアップ
2つの力を創造的に活かす
新たなリーダーシップ

「もし私が事前に知っていたら、必ず『ティール組織』で紹介していた」
by フレデリック・ラルー



◆ソース原理とは

500人以上の起業家・経営者による研究からピーター・カーニックが見出した、
「人がビジョンを実現しようとするプロセス」を捉える原理原則。
「ソース」とは、「アイデアを実現するためにリスクを負って最初の一歩を踏み出した個人」であり、必ず1人しかいないとされる。
最初の一歩を踏み出した瞬間に「クリエイティブ・フィールド」(創造の場)が生まれ、
そこに惹きつけられた人々が集まり、さまざまな役割を担いながらビジョンの実現に向けて
共にイニシアチブ(創造活動)に取り組む。

本書は、起業家のトム・ニクソンが自社やクライアント向けにソース原理を実践した経験から、
イニシアチブの立ち上げから、組織づくり、採用、事業承継、お金との向き合い方まで
具体的な実践方法を示した一冊。

近年注目を集める『ティール組織』著者のフレデリック・ラルーが、
「もし私が事前に知っていたら、必ず『ティール組織』で紹介していた」というほど
重要な概念として紹介されたため、世界中の次世代型リーダーが学び、実践しはじめている。

目次

訳者まえがき(山田裕嗣)

まえがき / イントロダクション

Part 1 ソース原理とは何か
1 すべては1人から始まる / 2 エネルギーを注ぎ込むソースの役割 / 3 人が集まるクリエイティブ・フィールド
【コラム 1】進化型組織論とソース原理の交差点(嘉村賢州)

Part 2 ソース原理を日々の実践に活かす
4 誰がソースなのか? / 5 ソースとしての振る舞い / 6 イニシアチブを推進するサブソース / 7 ビジョンを明確にする / 8 ソースと文化の深いつながり / 9 フィールドマップをつくる / 10 組織を変える3つのステップ / 11 クリエイティブな組織構造 / 12 意思決定と対立 / 13 採用 / 14 財務を問い直す / 15 ソースの継承 / 16 合併と買収 / 17 イニシアチブを閉じる

Part 3 本来の自分を取り戻すマネーワーク
【コラム 2】マネーワークでビジョンを切り拓く(青野英明)
18 お金は自分を映す鏡 / 19 2種類のアイデンティティと向き合う / 20 本来の自分を取り戻す

おわりに / 付録 /原注

著者

【著者】

トム・ニクソン Tom Nixon

起業家、コーチ、アドバイザー、アクティビスト。最初に起業した会社はヨーロッパで初めてとなるソーシャルメディア専門の広告代理店を創業して参加型の組織文化を育み、WorldBluの「世界で最も民主的な職場」のリストに7年連続で名を連ねた。

現在はパーパス志向の創業者やチームに対してコーチングや助言をおこなっている。また、従来のヒエラルキーにとらわれずに、ソース原理に則ってイニシアチブを可視化するツール「Maptio」を開発、展開している。

21世紀型のビジネスや組織のあり方を模索する「Meaning Conference」のディレクターも務める。組織や創造性に関する講演多数。

妻と娘と共に、イギリスのブライトンに在住。



【翻訳・監修】

山田裕嗣 Yuji Yamada

令三社代表取締役。株式会社セルムで人材育成・組織開発のプロジェクトに携わったのち、株式会社サイカの代表取締役COO、株式会社ABEJAの人事責任者などを務める。2018年には次世代の組織のあり方を探求するコミュニティとして一般社団法人自然経営研究会を設立。2021年に令三社を共同創業。



青野英明 Hideaki Aono

令三社取締役。青野税理士事務所代表。2009年より税理士として、税金の計算のみならず、企業と人の永続的発展のためのコンサルティング業務を行っている。マーケティング・資金繰り・管理会計を通じて、顧客のマインドセットと経営をオープンにしながら、人々の可能性を最大限に解放することが人生の喜び。



嘉村賢州 Kenshu Kamura

令三社取締役。東京工業大学リーダーシップ教育院特任准教授。場づくりの専門集団NPO法人場とつながりラボhome's vi代表理事。「未来の当たり前を今ここに」を合言葉に個人・集団・組織の可能性をひらく方法の研究開発・実践をおこなっている。解説書に『ティール組織』(英治出版)、共訳書に『自主経営組織のはじめ方』(英治出版)、共著書に『はじめてのファシリテーション』(昭和堂)などがある。