特集・BOPと経済開発を考える本
特集・BOPと経済開発を考える本

ネクスト・マーケット[増補改訂版] 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 英治出版オンラインストア 『ネクスト・マーケット[増補改訂版] 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略』 C・K・プラハラード著 スカイライト コンサルティング訳 2010年7月刊 ISBN978-4-86276-078-4 定価:3,360円(本体3,200円+税)

BOP市場から始まる世界規模のイノベーション

「BOP」の概念を世の中に知らしめ、ビジネス潮流に一大変化をもたらすきっかけとなったベストセラーの増補改訂版。初版発行から5年、いまやBOPは巨大市場というだけでなく、全世界に波及するイノベーションのプラットフォームと見なされつつあります。また、ビジネスだけでなく、企業の社会的責任、開発支援、公共政策、非営利セクター、持続可能性といった分野でも、BOPへの関心は顕著に高まっています。増補改訂版ではBOP市場の最新動向を踏まえ、新たな章や事例、各界リーダーからの寄稿を追加。動き始めた巨大市場の実状と、ビジネスと企業、そしてグローバル経済の未来が見えてきます。映像を収めたCD付き。

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 英治出版オンラインストア 『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』 ニコラス・P・サリヴァン著 東方雅美・渡部典子訳 2007年7月刊 ISBN978-4-86276-013-5 定価:1,995円(本体1,900円+税)

「つながる」ことは生産性だ――BOPイノベーションが世界を変える!

世界最貧国の一つバングラデシュ。発展のカギは「通信」にあると見抜いた起業家イクバル・カディーアは、グラミン銀行や海外企業の支援を受けて、携帯電話会社グラミンフォンを創業、同社はそれまでのビジネスと貧困問題の「常識」を次々に覆していきました。本書は、このグラミンフォンをはじめ途上国で急速に広がる携帯電話ビジネスと、それがもたらすインパクトを追った衝撃作です。「ビジネスを通じた貧困削減」という複雑な課題は、つながることは生産性だというシンプルな真実によって克服される――劇的なBOPイノベーションの代表的事例を通じて、戦略的・実践的にBOPを考える道が見えてきます。
チョコレートの真実 英治出版オンラインストア 『チョコレートの真実』 キャロル・オフ著 北村陽子訳 ISBN978-4-86276-015-9 定価:1,890円(本体1,800円+税) 2007年8月刊

カカオ農園の子供たちは、チョコレートを知らない――資本主義が生んだ世界の裂け目

世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実があります。本書は、コートジボワールなどカカオ豆の輸出国において横行する数々の問題を、気鋭のジャーナリストが危険をおかして取材したノンフィクションです。マヤ・アステカの時代以来の歴史の中で生まれ、今なお続いている過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。フェアトレードとグリーンビジネスの闇。そして私たち先進国の消費者の行動がこの問題に与える影響。グローバル資本主義が生んだ世界の裂け目を明らかにし、読む者に深い問いを投げかけてくる一冊です。
未来を創る資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか 英治出版オンラインストア 『未来を創る資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか』 スチュアート・L・ハート著 石原薫訳 2008年3月刊 ISBN978-4-86276-021-0 定価:2,310円(本体2,200円+税)

資本主義が世界を救う――BOPビジネスを通じて、持続可能な経済の姿が見えてくる

世界の発展の原動力となる一方で、さまざまな問題を生み出してきたグローバル資本主義。しかし、貧困・飢餓、資源・エネルギー問題、環境問題といった世界的諸課題の中にこそ、新たなビジネスチャンスがあると著者は説きます。少数の富のために多数を犠牲にする資本主義から、貧困国に新たな市場を創造し、BOP層の生活の質を高め、経済と環境を両立させていく持続可能なグローバル資本主義へ。本書は、それを実現するうえで「現地に根差す」ことの重要性を説き、多くの実例と理論的枠組みによって、いまや世界的潮流となった包括的資本主義と、成功するBOPビジネスの考え方を示します。
国をつくるという仕事 英治出版オンラインストア 『国をつくるという仕事』 西水美恵子著 ISBN978-4-86276-054-8 定価:1,890円(本体1,800円+税) 2009年4月刊

前・世界銀行副総裁が語るリーダーシップの真実――「国づくり」の現場からの報告

日本人初・女性初の世界銀行地域担当副総裁を務めた著者の回想記。エジプトのスラムを訪れた著者は、貧しさゆえに医療を受けられず死んだ子を抱き、「貧困のない世界を創る」ため闘うことを決意します。自ら貧村にホームステイして貧困の実態を知り、世界銀行の組織文化を大きく変革。世界を変える鍵はリーダーシップにあるとして、各国の政治家や経済人にとどまらず、農民や貧民街の女性たちなど、あらゆる所に地元のリーダーを探して支援し、現地に根差した開発をめざす。こうした著者の23年間にわたる闘いの軌跡は、経済開発=「国づくり」に本当に求められるものが何なのかを示唆します。
アフリカ 動きだす9億人市場 英治出版オンラインストア 『アフリカ 動きだす9億人市場』 ヴィジャイ・マハジャン著 松本裕訳 2009年7月刊 ISBN978-4-86276-053-1 定価:2,310円(本体2,200円+税)

これは世界経済の「新大陸」だ! 豊富なビジネスチャンスの「現場」をレポート

いま急速に成長している巨大な市場――アフリカ。 本書は、増えつづける9億人の消費者を擁する、この新たな市場の可能性と実状を浮き彫りにした話題作です。マーケティング専門の教授がアフリカ各国で現場密着の取材を実施。衣食住のニーズから金融、通信、メディアに至るまで、 あらゆるビジネスチャンスをとらえて市場に挑む起業家たち。コカ・コーラ、タタ、P&G、LG電子など続々と進出する各国企業や投資ファンド。存在感を増す中国・インドの動き・・・経済活動の「現場」で集めた豊富な事例から、見過ごされてきた巨大市場の可能性と、 新たなビジネス・経済の姿が見えてきます。
世界を変えるデザイン ものづくりには夢がある 英治出版オンラインストア 『世界を変えるデザイン ものづくりには夢がある』 シンシア・スミス編 槌屋詩野監訳 北村陽子訳 2009年10月刊 ISBN978-4-86276-058-6 定価:2,100円(本体2,000円+税)

BOPビジネスの鍵は、真のニーズをとらえた「ものづくり」とデザイン・イノベーション!

世界の全人口の90%を占める貧困層。食・水・安全といった基本的ニーズさえ満たされない、こうした人々の生活を変えるには?――必要なのは、ライフスタイルを変革できる具体的な「もの」と、それを可能にする「デザイン」です。たとえば、水運びの重労働を軽減するドーナツ型の容器や、ねじと太陽電池で動くノートPC。・・・本書は、先進国の消費社会にあふれる「もの」とは異なる、世界を変えるための「もの」の数々を、カラー写真と製品開発ストーリーで紹介した画期的一冊です。真のニーズを見出し、コストを抑え、最適なデザインで提供する――豊富な実例は、BOPがイノベーションの宝庫であることを示しています。
これから資本主義はどう変わるのか 17人の賢人が語る新たな文明のビジョン 英治出版オンラインストア 『これから資本主義はどう変わるのか』 五井平和財団編 ビル・ゲイツ、ムハマド・ユヌス、ビル・ドレイトン、田坂広志ほか ISBN978-4-86276-076-0 定価:1,995円(本体1,900円+税)

資本主義はよりクリエイティブに進化する――世界の識者が贈る、希望に満ちたメッセージ

貧困や資源問題、環境問題など今日の人類が数多くの難題を抱えるなか、資本主義のあり方を見直す声が各国で高まってきました。これから資本主義はどう変わるのか。どう変わっていくべきなのか。――本書は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、グラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス、アショカ創設者ビル・ドレイトン、ソフィアバンクの田坂広志など、世界各地で活躍する識者17人が、この問いへの考えを示した論考集。BOP層をグローバル経済に組み込む「インクルーシブ・ビジネス」や、ソーシャルビジネスとその支援策、資源紛争や食糧危機にどう対処するかなど、注目のトピックを満載した一冊です。
ブルー・セーター 引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語 英治出版オンラインストア 『ブルー・セーター 引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語』 ジャクリーン・ノヴォグラッツ著 北村陽子訳 2010年2月刊 ISBN978-4-86276-061-6 定価:2,310円(本体2,200円+税)

社会的投資が世界を変える! BOPの実像とリアルな課題が見えてくる

人類最大の課題ともいうべき「貧困」を解消するため、いま注目が高まっているのが「社会的投資」という方法です。国際銀行出身の著者は、アフリカで貧困層向け貸付機関の設立などに従事したのち、貧困削減につながる事業に投資する機関「アキュメン・ファンド」を設立。真に有効な問題解決策(BOPビジネス)を探して、金融の力でその成長・拡大を支援しています。そのインパクトは巨大であり、そのプロセスには多くの学びがあります。それを著者は本書で克明に記しています。BOPと経済開発について、途上国の抱える多くの問題について、また人間そのものについて、深い洞察をたたえた必読の一冊です。