書評

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金融の可能性を見せられた。国際協力といえば、どうしてもJICAや国連などに目がいきがちだが、世界銀行という金融機関から世界の平和や貧困の解消に関われるのだと知った。自分が金融機関に属していながら、これまで知らなかったことが恥ずかしい。そして自分のしている仕事で、世界に貢献するための可能も同時に見えてきた。またこんなにも志を同じくする人達が働いていることが、すごく力づけになった。

友人に国際協力を仕事にしたいという若者が多いが、ぜひ彼らに勧めたい一冊です。誰にでもある原体験、それを思い出させてくれる。くじけそうになった時。現実という壁の前で、心が折れそうになった時。そんな時こそ、原体験に立ち戻ることで、今一度勇気を奮い起こして立ち上がれる。そんな勇気もくれる本です。

学生時代に、同時通訳の神様で、元ニュースキャスターの国弘正雄さんに、「君達は恵まれているとは思わないのか? たまたま日本という国に生まれただけで、ある程度不自由のない生活ができている。しかし世界では、君達と同じ年代で、学校にも行けず、貧困にあえぐ人達がいる。一方では裕福さを享受し、他方ではたまたま偶然にその国に生まれたといいうだけで、貧困から逃れようが無い…不公平だとは思わないか?」と言われたことが原体験となっています。

それまで、自分の周りの不公平を呪って生きてきましたが、その言葉を聴いて、いいようのない感情が沸いてきたのを覚えています。それこそが不公平ではないのか? そう考えた時に、自分に出来ることは無いのか?それ以来、どうやれば世の中から、貧困や差別がなくなるのだろうと、真剣に考え始めました。

西水さんの、柔軟ではあるがしっかりと芯が通ったあり方もまた、すがすがしさと同時に、パワフルさと勇気を与えてくれます。


読んでる最中に胸が熱くなり、背筋が伸び、込み上げてくるものがあった。
西水さんが常に隣で語りかけてくださっているように感じた。
そして、常に問われているようにも感じた。日本は?あなたは?と。

解説の田村氏が語るリーダーシップとは共感だ、という言葉に納得。
そして、原体験がリーダーを生むという言葉にはっとした。
ずしりと自分の人生を問われた気がする。今後、人生の節目に、自分に喝を入れたい時に何度も読み返したい。


本を読み、同じ日本人として西水さんを本当に誇りに思いました。こんなにガッツがあって、世界各国のリーダー達に向かってものを言う事が出来る人が日本に何人いるのだろう。もっと西水さんのような方を日本から輩出しなければいけない、そして自分自身もその中の一人にならなくてはいけないと心の底から思いました。
そして異文化の中でいかにコミュニケーション能力を高めていけるかがこれからの課題だと思いました。西水さんはそのコミュニケーションを小手先のテクニックではなく、心の底から湧き上がる気持ちで行っていらっしゃる。だからどの国の方からも信頼されるのだと思いました。
西水さんには、海外機関のトップとして働いた経験をシェアして下さることで我々を勇気づけて、そして時には叱って頂きたいと思います。ぜひ、日本に帰ってきて講演会をたくさん開いて、また新しい本も書いて頂きたいと思います。


読み進めるうち幾度も体を揺さ振られた。。。
この中で語られていることは、国をつくるという仕事だけでなく、各々の立場に置き換えてみると尚更身に沁みる。中でも「謙虚」であることの大切さを改めて気付かせて頂いた。
ミエコさん、有難う!


公務員として就職し、福祉関係の仕事に従事して20余年、働くとはこんなもの、と流れに身を任せている中、『国をつくるという仕事』に出会いました。 「頭とハートと行動がつながるリーダー」という西水さんの言葉に、私の身体に電流が走る思いがしました。
なぜなら、職員、特にリーダーがまとまった期間ホームステイし、皮膚感覚で現場を体験して職務に生かす、という職場は、恥ずかしながら私のこれまでの小さな常識の中では考えられなかったからです。
本書の「何をすべきかではなくすべきことをどう捉えるか」は、自らが判断し想いをもって行動することについて、自分を軸として日々問い直し、そのたびに新たな発見を得ています。
また、職場の人材育成という観点から、実際の経験や感覚は、書物や座学では得られないような、動機づけ、活性化につながる貴重なものであると感じました。
そして、自分は自分のリーダーとして、自分に誠実であるか、自分は他者を人として尊重しているかという、生きる上で最も大切なことがらに改めて気づきました。

東京都 野田 様


私の夢は、「子ども達が笑顔で過ごせる世界をつくること」
はじめにのp4にある、ナディアの話を読み、涙があふれ出ました。
地球という同じ星に住む人間に、何でこんなにも格差があるのか。とてもやりきれない思いとともに、怒りをも覚えました。日本では当たり前のことが当たり前でないこと。私が以前、ネパール難民キャンプで感じた気持ちが、リアルに呼び起こされました。
難しい本かなと思っていましたが、わかりやすく、長くないカテゴリと西水さんの貴重な体験がわかりやすく書かれており、その当時の気持ちや状況がとても伝わりやすく、感情移入をして、自分ごととして考えることができる本でした。
“自分ごととしてどこまで捕らえられるか” これが豊か過ぎる日本の課題だと思いました。

「頭とハートがつながっているから、為すことが光る」本当にその通りだと思います。
この世に生まれてきたからには、誰かの役に立つ人生を送りたい、そして、保育士として、大切なことを次世代に伝えていきたいと強く思いました。
是非、西水さまのお話を直接お伺いし、子ども達に私は何を伝えていけるのかを自分の心で感じさせて頂き、原動力にできたら幸いです。


この本を読むまで、世界銀行という場所は「国際協力等と言いながら、椅子に座って仕事をしているエリートたちの集まるところ」という偏見を持っていた。もちろん、友人も働いていたりして、人によることはわかっていたが、官僚的なところがどこかひっかかっていた。
この本を読んで驚いたのは、やはり世銀は国と国を繋ぐ仕事をしていて、しかもそれが泥臭く、非常にセンシティブだというところ。
西水さんの体験を追随しながら、何度も「自分だったらこの場面でどうしただろう、どう感じただろう」と考えた。それほど、その時の出来事を実態感をもってイメージしやすい文章で書かれていると思う。文体どうこうという話ではなく、気持ちが入っているなと感じた。
世界を知るための本、というよりは、キャリア、生き方について考えるきっかけの本として、非常に感謝したい。


この本は、真のリーダーシップが成しえる仕事がどんなものであるかを教えてくれた。
著者は、各国のリーダーたちにしかるべき決断をさせると共に、世銀の組織改革をリードしてきた。このように、真のリーダーシップとは、自らをなくしても世の中が永続的に進歩を続けるための仕組みを作ることなのだと思う。

その仕組みを構成する場には複雑な人情の機微が絡み合っており、それをしっかりと読み解いて、「この人が言うならやってみよう」と思わせることは、並大抵の仕事ではない。それを成し遂げることのできる著者の人柄は、冷静沈着ながらも熱意に溢れた文体に色濃く現れている。
ぜひとも西水さんのお話を伺い、対話し、どうしたら自らが世界に少しでも貢献できるか、考えてみたい。


世銀副総裁というポジションはあるものの、各国の首脳等とがっちりと四つ相撲をとるように対話を行われた話が印象的。
各国首脳という立場であればこそ、多くを語ることができないはずであり、そのような際には、相手の人間がどのようなことを考えているのかを把握する、洞察力のようなものが必須になってくると考える。


2009年に読んだ本のなかで、最も感動した作品です。
つねに自分自身にこれでいいのかと問いかけながら、しかし決然と、信念をもって各国のリーダーから名もなき人々まで、ひとしく真摯に向き合う著者の姿に、多くのことを教わりました。
人への深い共感が、人を動かし、その力が国をも動かしていくのですね。同じ日本女性として、このような素敵な先人がいるということに、とても誇らしい気持ちでいっぱいになりました。

特に若い人たち、この国の将来のリーダーに特に読んでもらいたい本です。
巻末の田坂先生の解説も素敵!!


「心臓がコトリと鳴った」この本の中で最も気に入ったフレーズのひとつだ。
エイズの対策を打つために国のトップに訴えかけるもなかなか進まない。頭でわかっても行動に移してもらえない。そんな時、事故が多いバングラディッシュで、輸血の血液がエイズに侵されていたとしたら、誰もがエイズになる可能性があると気づいたときの言葉だ。
情報が溢れ頭ではわかっていても、自分の問題ととらえないと人は行動に移らないことが実に多い。現場の体験に基づく数多くの「頭とハートが結びつく」数々のエピソードに満ちたこの作品は、自分にとってとても大切な本だ。

横浜市 井上康博 様


圧倒的なリーダーシップでも、カリスマ的な才能でもなく、本当に大切なのは、目の前にいる一人の暮らしが喜びにあふれたものになるのかどうか。
西水美恵子さんがエジプトで出会った少女の死をきっかけとして、悩み、学び、考え、行動していく姿に深い共感を覚え、自分にできることは何なのか、読む人に問いかける本。
落涙のおそれあり人前で読むときは要注意です。

あらいグミ 新井良平 様


西水さんの発展途上国の人々と目線を同じにして向き合う姿に非常に感銘を受けました。
途上国に対する支援・融資は何が正しいのか判断が難しいと思われる中においても、現地の人々や政治経済システムを深く理解し、自分に真っ直ぐな判断や考えを述べる彼女だからこそ、多くの人の共感を呼び、変化を起こすことができるのだろうと思います。
私も西水さんのような人間に成長していきたいと思いました。


ご著書に一貫して流れる「ウォーム・ハートとクール・ヘッド」を感じました。
1年のサバティカルをきっかけに、その後、23年間に及ぶ世界銀行での貧困との戦い。私は、報道などでモレ伝え聞いていたとはいえ、各国の抱える状況や悲惨な状況には胸がつぶれる気持ちでした。しかし、そのような過酷な自然環境、政治状況でも、人は逞しく生きています。否、生きてゆかざるを得ません。
日本に生きる私たちは、今のところ、公衆衛生の大きな問題は何とかマネジでき、大量な廃棄を毎日行うほどの食糧に恵まれてはいますが、地球の他の地域では、そのような状況とは程遠く、人間らしい生活の獲得に、自らの信念を貫き通す勇気と覚悟をもって、命がけで日々過ごしている人々がいることに改めて思いを馳せました。
一人ひとりができることは微々たることかもしれませんが、まず、現実を知り、どうあるべきかを粘り強く議論し、協力して事にあたることが、いかに大切なことか、強く考えさせられました。

今永麻由子 様


自分にとって今まで知り得なかった世界を知ることができたと同時に、西水さんの人間力、リーダーシップから生み出されるとてつもない体験に深く感動させられた。
この著書の中で語られる様々な体験と、私たちが暮らす日本の現在の状況が何度も対比させらた。
地球のどこかには今こうしている間にも、貧困で死にゆく人々がいる。言葉にはよく聞くことだけれども、僕自身彼らのために何もできていない。
自らがどう社会に貢献していくのか。
それを考えるうえで、世界と日本を切り離して考える必要はない。
国は人の集まりであり、国を率いる偉大なリーダーたちはその国民の数だけ深く強靭な心を持っていなければならないと感じた。
西水さんのように、著書に登場した多くのリーダーのように、自らも世界の人々の幸福に貢献する人になりたいと改めて決意させられた一冊だった。


世銀の副総裁による『国をつくる仕事』と名付けられた本。ブックダイアログのイベントを知る前までは、人一番頭の切れるカリスマ女性が、大上段から国づくりを語るものだと思い込んでいました。
しかし実際に読んでみると、そこに描かれていたのは、常に目の前の相手に敬意を払って接し、相手の抱えている問題を自分ごととして捉え、アドバイスをするのではなく、対話を通して一緒に考えるという姿勢を持つ、愛情にあふれた女性の姿でした。

「世銀の副総裁」という仕事に対する自分の中での、勝手な妄想がいい意味で破壊され、フィールドや規模を問わず、生きる上で本質的に重要なリーダーシップのあり方を学ばせていただきました。


すべては「はじめに」に書かれてある、著者の「原体験」から出発していると感じた。
具体的には、著者の行動力や好奇心などは原体験あってこその結果であると思う。
国をつくってきたリーダーたちの共通点である「共感」の重要性を様々な具体的体験をもとに記してあり、ともて心に響いた。
同時に、世界にはまだまだ解決しなければならない問題はあるが、我々が住んでいる日本という国もたくさんの問題をかかえており、「共感」というキーワードがこの国の問題を解決する一助となるように感じ、希望を胸に覚えた。


国民の「幸福量」を大切にしているブータンという国に興味を持ったことや、日本人女性が、過酷な環境下、世界を舞台に活躍していることがわかり、感銘を受けました。
「世界銀行」という存在も知り、魅力を感じました。
なぜならば、西水さんにチャンスを与える魅力的な上司がいたり、忘れてはならない価値観に触れられたからです。


この本が出版された時、そのタイトルと著者の元世銀副総裁という肩書き(だけ)から「ずいぶん高飛車な本だな…。」と思ったことを覚えている。だから、気にはなっていたものの、信頼する友人から薦められるまで、手に取ることがなかった。今は、その先入観を悔いる。

この本で語られる「国をつくるという仕事」は、もちろん「加盟国全国民が株主」である不思議な金融機関、世界銀行の中と外で戦い続けた西水氏自身の仕事ではあるけれども、それ以上に多く語られているのは、氏がその仕事を通じて出会い、時にぶつかり、心を通わせた、アジア各国の素晴らしいリーダーたちの「仕事」いや、「志事」のこと。西水氏は要職にありながら、足しげく現場に足を運び、圧政・貧困に苦しむ民と同じ家に泊まり、同じものを食べながら、担当する国の現状を腹に落とす。そして、「国づくり」を担うことのできる、頭とハートがしっかりつながったリーダーを発見し、叱咤し、鼓舞し、そして敵から守るために世界銀行の「融資」の力を存分に活用する。

そんな気持ちの良いBankerのものがたり。また、その歯切れのよい文体は、犬養道子さんの「人間の大地」と重なった。


本書との出会いによって、リーダーシップと今後の自分自身の生き方に関して、深い示唆が与えられ、お陰で、短くなっていく自分の残りの人生を、何のために捧げるのか、焦点が絞れてきました。
この本の中で私が一番深く感動したのは、インド軍ですら長年てこずった二つの武装過激派組織を、ブータンの小さな軍隊がわずか三日間で、双方に数人の死者を出しただけで一掃した際の記述で、

『03年の春、軍は南部に出陣。陣頭指揮どころか、国王(雷龍王四世)自ら最前線で兵を率いると知った国民は驚愕し、国を挙げての祈りが始まった。平常時でも風が祈りに満ちる国のこと、五体投地に全身全霊を込めたそのオーラに、戦場にいたある友人は「この世のものとは思えない力を感じた」と、いまだに涙を浮かべる。』

というくだりです。


冒頭の、西水さんがこれまで人生で重大な選択に直面した際のエピソードで一気に引き込まれました。
自分はそうした主体性を持って人生を生きているだろうか、周りの人々の境遇やそれを引き起こす仕組みについて考え続けることができているか、という問いが何度も甦ります。


行動指針とさせていただいています。


日本の政治のふがいなさを痛感すると同時に、この国をよくする、つくる人間の一人として立ち上がろうと思った。

神奈川県 大津智史 様


友人からプレゼントされました。
普段は読まないジャンルでしたが、幸せを感じられる国づくりについて考えさせられました。
西水先生のお話をうかがい、さらに理解を深めたいと思います。


冒頭から少し読んでまず、表現力の豊かさに感服いたしました。
有名作家が書いた人気小説と比較するのも失礼かもしれない、世界の現実を自分の目で見て、自分の感じてきた人だからこそ選べる言葉があるのだろうと、思いました。


以前からファンで、仕事に関しても、食を通じた社会的教育事業でも、お手本にさせて頂いています。
坂之上洋子さんから素晴らしい御人柄を伺い、是非お話しを拝聴したく、よろしくお願いします。


ひとりの人間として、自分を信じ、
仲間を信じ、一生涯学び行動し続けたい。
魅力あふれる日本をつくりつづけたいと思う。


西水氏が、実際に取り組んでこられた素晴らしい業績や貢献に、感動しました。
現地の方々との交流を通じての取り組みからは、多くの学びや気づきがあり、良書との出会いに感謝を申し上げます。


私もプライベートで国際教育支援活動をスリランカとガーナで行っている(社)SPUTNIK Internationalを仲間達といっしょに運営しております。
以前、西水先生の講演会のお手伝いをさせていただいており、ご著書にも、大変感銘をうけました。


まず読み進めていくなかで、様々な国に対し、「貧困」「発展途上」といった言葉だけで自分は認識をしていたことに気付かされました。その言葉の意味や実際の現状などまったく知らないでいることに驚き、もっと知る必要があると思いました。
また、今まで知らなかったことが次々とでてきたので、できる限り理解して自分の中に取り入れたいという思いで、読ませてもらいましたが、もっと知識を持って再度読みんでいきたいと感じています。

冒頭の文章に心が奪われました。貧民街での体験、そこで味わった思い、そしてリーダーとはどんなものなのか。自分自身の日常の中で、子ども達とふれあいながらこれからの子ども達の未来へ思う願い・・笑顔溢れる世界、血が流れない世界。そう思いながらも、自分自身はハートが頭と行動につながっていない、すべきことをまだ捉えられていない、ということを感じました。
今後の自分がどう動いていくかという葛藤、ページをめくるたびに登場するすばらしきリーダーへの感銘と幸せとはなんだろうという問いかけを読みながらずっと繰り返していました。

そして、読み終えたときに一番「草の根を自分の足で歩く」という言葉が何度も出てきたことが印象的に残り、なにかを行っていくときには、自分のこととして捉え、共感して、どう変えていくのか、どうアプローチしていくのかということが必要だと感じました。これまでまわりに依存し、世の中や社会、職場など良くはならないとあきらめてはいなかったかという思いが湧いてきました。
けれど、周りが変わることを期待するのではなく、自分自身がハートと頭をつなげて、夢と信念に正しく進み、自分自身の人生のリーダーになっていくべきであるんだということを教えていただきました。


本物のリーダーシップとは、どこにでも誰の中にも存在しうる。
それは、自分の利益を追うことではなく、もっと大きな意味あるものを追求する人に与えられる。
世界中の大きな流れの中で著者だから出来た経験、彼女が現場で、時には各国の中枢で見てきたリーダー達の姿、また反面教師となる人々の姿。
そのような人々にであるこの著書の旅を読んだ後には、熱く燃える心が残りました。
本当の感動を与えてくれる本でした。


草の根の根まで歩き、民の声を聴き、貧困からの脱却を民衆の意識として湧きあがらせてきた物語に、強く感動しました。
私も西水さんのようになって、途上国の貧困削減に貢献したいとの思いをさらに強くしました。


普段垣間見ることができない国のトップレベルで行われている交渉や駆け引きについて、素人の私にとってもわかりやすい簡潔な文章で書かれており、全体的にとてもわかりやすかったです。
また、本全体を通して西水さんの人柄の良さを感じ、将来私も西水さんのような女性になりたいと強く思いました。


単に支援をするというだけの内容ではないので、ガバナンスからきちんとしていかなければ、サスティナブルな結果は期待できないという大変現実に基づいた支援のあるべき姿を知ることができました。
地元でよいリーダーを育てること、そして仕組みを作っていくこと、今後の私の活動の大きな実例テキストとなりました。


濃厚な本である。
ここで紹介される各国の貧困は私の想像を超えていた。
生きるために水と食料を求め、それだけで一日が終わるという現状、そして歪んだ階層社会とあてにならない政治家達。
本に出てくる「母」たちは口を揃えて、子供に教育を受けさせたいと言う。地域で草の根運動をしているリーダーは、欲しいのは「知識援助」だと。この本に書かれている事は決して対岸の向こう側で起きている出来事ではない。
「幸福」とは「生きる」とは何だろうか?私たちはどのような共同体を必要としているのか、そしてどこへ向かうのだろう?




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